| タイトル |
枝条架を用いた家畜処理排水の蒸散処理 |
| 担当機関 |
静岡県中小家畜試験場 |
| 研究期間 |
1997~1997 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1997 |
| 要約 |
塩田で用いられている海水濃縮装置をモデルに、孟宗竹の枝を束ねて作成した枝条架を用い、処理水の蒸散処理について検討した。日中8時間稼動での蒸散量は、設置面積(約35m2)あたり最高763リットル、最低481リットル、平均で646リットルであった。
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| 背景・ねらい |
処理汚水を農場内で処理するには土壌および空気中に蒸散させる方法があるが、多大な設備投資が必要であり、さらに維持管理費がかかる。今回、低コストで、農場内で処理水を蒸散させる自己完結型装置として、昔から塩田で用いれられている風と太陽熱を利用した海水濃縮装置をモデルに、蒸散装置(枝条架)を開発した。
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| 成果の内容・特徴 |
- 装置の蒸散部は、孟宗竹の枝約7,900本を20数本ずつ束ねたものを合掌造りの屋根状に組み合わせたもので、水は貯留槽からポンプで汲み上げ、装置の上から散布した。水が蒸散部に均一に広く飛散するように、パイプと蒸散部の間には幅30cmの板を水平に設置し、蒸散しなかった余剰の水は装置の下部に敷いたビニールシート通って貯留槽へ戻るようにした。また、全天候型とするため側面と屋根のみをビニールハウスで覆い、蒸散効果を上げるために大型扇風機(0.2キロワット)により装置前方から送風を行なった(図1)。なお、装置の設置面積は約35m2であった。
今回この装置の蒸散能力などについて、平成9年1月から9月まで試験を行った。
- 月別の日中8時間稼動における設置面積あたりの蒸散量は8月が最も多く763リットルであり、7月が最も少なく481リットル、平均は646リットルであった(図2)。
- 日中8時間稼動における時間別蒸散量と気温・湿度(図3)には相関が認められ、時間別蒸散量と気温との相関係数は0.732であり、時間別蒸散量と湿度との相関係数は-0.845であった。
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| 成果の活用面・留意点 |
今回の試験により、日中8時間で設置面積(約35m2)あたり約650リットルの蒸散が認められた。農家で利用するのには本試験で行なった面積では処理量が少ないと考えられるため、実際には処理量にあわせて施設を併設する事で利用が可能であると考えられる。 今後の課題として、装置の連続運転における問題点、および処理可能な水質の検討をおこなっていく必要がある。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
低コスト
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