| タイトル | 家庭用洗剤による飼育用機器の消毒法 |
|---|---|
| 担当機関 | 蚕業センター |
| 研究期間 | 1997~1999 |
| 研究担当者 | |
| 発行年度 | 1997 |
| 要約 | 家庭用洗剤は、核多角体ウイルスの不活化効果が高く液剤のため使い易く、即効性があることから、個別稚蚕人工飼料育における飼育時の手や機器の消毒に有効である。 |
| 背景・ねらい | 年8回以上の大規模多回育養蚕経営農家では、個別人工飼料育時の手や機器類の消毒に消毒用アルコールや塩素系消毒剤を溶かして使用しているが、消毒用アルコールは高価でウイルスの不活化効果がないこと、塩素系薬剤はガスの影響や溶解するのに時間を要するなど、これに変わる消毒薬剤が望まれている。そこで、市販品のため容易に入手できる家庭用洗剤の核多角体ウイルスの不活化に要する時間と、その使用法としてタオルなどによる拭き取り作業に有効な洗剤濃度および塗布量を調査する。 |
| 成果の内容・特徴 | 1)家庭用洗剤による核多角体ウイルスの不活化に要する時間 A洗剤は各濃度とも30秒の処理時間で完全に不活化し、またB洗剤は15%および10%濃度が30秒、5%は3分の処理時間で完全に不活化する(表1)。 塩素系薬剤は、A洗剤やB洗剤に比べて次亜塩素酸塩の含有量は多いが、不活化時間は 100倍が10分、50倍は3分の処理時間を要する(表1)。 以上のことから、A洗剤とB洗剤は即効性がある。 2)家庭用洗剤の洗剤濃度と塗布量 A洗剤およびB洗剤よる核多角体ウイルスの不活化効果は、両洗剤とも希釈濃度10%で塗布量は100cm2当たりに換算すると17mlで完全に不活化する(図1,図2)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1)家庭用洗剤は、次亜塩素酸ナトリウムと水酸化ナトリウム成分を含むものとする。 2)家庭用洗剤は、界面活性剤を含有しているので直接蚕に掛からないように注意する。 |
| カテゴリ | カイコ 経営管理 薬剤 |
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