ホルマリン再利用型無人消毒装置

タイトル ホルマリン再利用型無人消毒装置
担当機関 栃木県蚕業センター
研究期間 1997~1999
研究担当者
発行年度 1997
要約 壮蚕用自動飼育装置の飼育バケット部の消毒用として、散布済液を60%以上回収し再利用することにより、ホルマリン使用量を1/2程度節減でき、脱臭時間の短縮が図られ、作業者に対してもホルマリンの曝露による影響がない無人の消毒装置を開発した。
背景・ねらい 非密閉蚕室における壮蚕用自動飼育装置の飼育バケットの消毒は人手による作業である。そこで、作業の軽減とホルマリン使用量の削減を図るため、ホルマリン再利用型無人消毒装置を開発する。
成果の内容・特徴
  1. 散布部および回収部は、市販の器材で安価かつ簡易に作製できる(図1)。
  2. 散布部は市販の多孔ノズル(噴口15穴)、回収部はイレクターパイプ(=塩ビ+鉄パイプ)とビニールシートで作製し、小型の水中ポンプで元の調製タンクに散布済液を回収する。なお、動力噴霧機は既導入の機械を利用する(図1)。
  3. 飼育バケットの内外から散布し、再利用することによりホルマリン使用量は60%以上節減できる(図2)。
  4. 散布済液と18倍希釈液(調製液)を混合し再利用しても、散布作業中のホルムアルデヒド含有量は著しく低下しないことから、消毒効果に支障はない(表1)。
  5. 脱臭時間は、散布済液の回収により短縮が図れる(表2)。
成果の活用面・留意点 飼育バケットの洗浄用としても活用できる。
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