ブレンド及び成型した家畜ふん堆肥の露地野菜に対する肥料代替施用法

タイトル ブレンド及び成型した家畜ふん堆肥の露地野菜に対する肥料代替施用法
担当機関 愛知県農業総合試験場
研究期間 1994~1997
研究担当者
発行年度 1997
要約 牛ふん堆肥をベースにしたブレンド及び成型(ペレット)堆肥は、40日溶出タイプの緩効性窒素と速効性窒素を組み合わせると、0.5~1t 10a-1 施用で窒素は10~34%、リン酸、加里は100%減肥でき、土壌養分の過剰蓄積は回避できる。
背景・ねらい ブレンドあるいは成型して高付加価値化した堆肥の利用法は、従来の多量施用による地力の増強ではなく、有機肥料的な考え方で、不足する肥料成分のみを化学肥料で補う施肥管理技術が求められる。そこで、家畜ふん堆肥の窒素発現量、持ち込まれるリン酸、カリウム量等を考慮して、初期生育確保のための速効性窒素量と追肥省略をねらった緩効性窒素肥料の組み合わせについて検討する。
成果の内容・特徴
  1. 牛-鶏ふんブレンド堆肥から、10a当たり0.5tの施用で窒素発現量は夏作では7~10kg、秋冬作では5.0kg程度である。一方、牛-豚ぷんブレンド堆肥の窒素発現量は1t施用で夏作は3.3~4.7kg、秋冬作は3.0kg程度である。施用する窒素肥料はスタータ(硫安)が夏作は5kg、秋冬作では10kg必要で、これらを差し引いた残りを40日溶出タイプの被覆尿素(LP40)で施用する(表1)。
  2. スイートコーンでは、牛-鶏ふんブレンド堆肥は窒素施肥量を24~34%、牛-豚ぷんブレンド堆肥は11~16%の減肥で収量、糖度、葉色ともに標準施肥と同程度である。キャベツ作では、地温低下時期のため、スタータを10kg 10a-1と多くして初期生育を確保することにより、窒素施肥量を10~17%減肥しても標準施肥と同程度の収量が得られる。なお、ペレット堆肥は窒素発現が抑制されるため、収穫がやや遅れるが、最終的には同等になる(表2)。
  3. リン酸含量の多い牛-豚ぷんブレンド堆肥の1作、2t連用では、有効態リン酸が短期間に蓄積するが、1t施用により増加傾向が抑えられる(図1)。
成果の活用面・留意点
  1. ブレンド化の条件は牛ふん堆肥をベースにして豚、鶏ふん堆肥を窒素成分が3.5%程度になるように配合する。
  2. 2t 10a-1以上の連用は、有効態リン酸のほか、塩類、重金属等が過剰に蓄積する恐れがあるので0.5~1.0t/1作程度に控える。
  3. 地温の低下する秋冬作では初期生育を確保するためスタータとして速効性窒素が最低10kg10a-1は必要である。
図表1 215564-1.gif
図表2 215564-2.gif
図表3 215564-3.gif
カテゴリ 土づくり 肥料 管理技術 キャベツ 高付加価値 施肥

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる