野菜乗用管理機用ブームスプレーヤの改良による薬剤付着性向上技術

タイトル 野菜乗用管理機用ブームスプレーヤの改良による薬剤付着性向上技術
担当機関 愛知県農業総合試験場
研究期間 1996~1997
研究担当者
発行年度 1997
要約 野菜乗用管理機用ブームスプレーヤのノズルを一つおきに下向きパイプで延長してから横向きに2個の噴口を取り付け、作物の横からも噴霧できるように改良した。これを用いると、葉の裏側への薬液の付着がよくなる。
背景・ねらい 農業生産資材のコスト低減や環境保全型農業の観点から、農薬の使用量を抑える防除技術が望まれている。このため、ブームスプレーヤのノズルを改良し、より少ない農薬を効率よく作物に付着させる技術を開発する。
成果の内容・特徴
  1. 野菜乗用管理機用ブームスプレーヤのノズルを一つおきに下向きパイプで延長してから横向きに2個のノズルを取り付け、畝の谷の部分、つまり作物の横からも噴霧できるように改良し(図1、写真1)、定植後45日のキャベツ畑で水を使った付着精度の調査を行った。
  2. 葉の裏側への付着度
    • 延長型ノズルの付着度は標準型よりも明らかに高い(図2)。
    • 散布位置(作物上端からノズルまでの高さ)を散布位置を35cmとした方が45cmよりも付着度が高い(図2)。
    • このノズルを使うと散布量を20%削減しても標準型と同程度の付着度が得られる(図2)。
  3. 葉の表側への付着度は標準型、延長型いずれのノズルも良好である。
  4. 延長型ノズルでは噴口の数が1.5倍となり、1.5倍の作業速度で防除が可能と見られる。
成果の活用面・留意点 高畝栽培の露地野菜の防除に効果的である。
図表1 215588-1.gif
図表2 215588-2.jpg
図表3 215588-3.gif
カテゴリ 病害虫 キャベツ 栽培技術 低コスト 農薬 防除 薬剤

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