ガンマー線累代照射によるこんにゃく「あかぎおおだま」突然変異系統の作出

タイトル ガンマー線累代照射によるこんにゃく「あかぎおおだま」突然変異系統の作出
担当機関 群馬県農業試験場
研究期間 1998~1998
研究担当者
発行年度 1998
要約 こんにゃく「あかぎおおだま」の種球にガンマー線7Gyで4回の累代照射を行った約1万個体の中から、生子の形状が異なる3種類7系統、小葉の大きさが異なる2系統、及びトリソミクス1系統、計6種類10系統の体細胞突然変異体を作出した。
背景・ねらい 全国生産量の60%を占める主要品種「あかぎおおだま」は、耐病性・収量性に優れているが、生子の形状が棒状である等の欠点を有する。このため、突然変異育種法によりこれらの欠点の改良を行うとともに、得られる変異体は体細胞突然変異体であることから育種等の研究材料として利用する。また、こんにゃくでは今まで人為突然変異体は得られていないことから、育種法の改善をねらいとする。
成果の内容・特徴
  1. 「あかぎおおだま」の種球にガンマー線の累代照射を行い(図1)、生子の形状について3、小葉の大きさについて2、染色体数について1種類の突然変異系統を作出した。
  2. 生子の形状特性試験における原品種「あかぎおおだま」3年生の生子形状別割合は球状7%、中間10%、棒状83%であるが、球状生子率100%の1系統が認められた。また、球状生子率が2、3年生ともに50%以上の5系統と30~49%の5系統があり、前者は混在型系統とし、後者については次年度の結果により判定する予定である。さらに、生子の伸長阻害により球茎に付着したままとなったと考えられる変異体が1系統あり(図2)、計3種類7系統を生子の形態突然変異系統とした。なお、球状生子系統と混在型 1系統については葉に凹凸がある。
  3. 細葉系統は小葉の大きさが原品種に比較して縦長84%、横長58%であり小さく、葉緑素を欠いた斑点が散在する。広葉系統は同じく縦長118%、横長141%で大きい(図3)。
  4. 染色体数変異系統は染色体数が 1本多いトリソミクスである。この系統は小葉の大きさが縦横ともに原品種の116%で大きい(図4)。
成果の活用面・留意点
  1. 球状生子系統及び混在型生子系統は、収量性・品質等を検討して実用品種としての可能性を明らかにする。
  2. キメラの解除を目的に種球の切断法による栽培を行ったため、混在型生子系統の中には同一の変異体を別系統としている可能性があることから整理する必要がある。
図表1 215681-1.gif
図表2 215681-2.gif
図表3 215681-3.gif
図表4 215681-4.gif
カテゴリ 育種 こんにゃく 品種

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