タイトル |
暖地におけるトルコギキョウの9月下旬から10月上旬収穫をめざした作型 |
担当機関 |
静岡県農業試験場 |
研究期間 |
1998~1999 |
研究担当者 |
|
発行年度 |
1998 |
要約 |
暖地でトルコギキョウを9月下旬から10月上旬に収穫するためには、`あすかの薫'等の品種を用い、苗齢2対4葉で35日間低温育苗(苗冷蔵処理)した苗を7月最下旬に定植すれば、安定した切り花品質が得られる。
|
背景・ねらい |
現在、暖地では10月中旬から収穫できる作型は可能であるが、それ以前の作型は品質的に問題があり、困難視されている。今後、暖地でのトルコギキョウの周年生産を目指すため、低温育苗方式により一定品質の切り花を10月上旬以前に収穫する作型の確立を図る。
|
成果の内容・特徴 |
- 苗齢が本葉2対4葉のものを低温育苗(10℃、35日間、24hr照明、 200lx以上)し、7月最下旬に定植すれば、品質のよい切り花が9月下旬~10月上旬に収穫できる(表1)。また、定植時期を8月上旬にする場合、本葉3対から 3.5対の苗齢のもの用いれば同様な結果が得られる(表2)。
- 品種は苗齢が本葉2対4葉のものを低温育苗して、7月最下旬に定植する場合、`あすかの薫'、`つくしの薫'が適し、本葉3対から 3.5対のものを低温育苗して8月上旬に定植する場合は`あすかの薫'が適している(表3)。
|
成果の活用面・留意点 |
- 苗齢が本葉2対4葉以下の苗を8月7日に定植すると、10月上旬までに収穫が終了しない場合がある。
- 本試験を実施した平成10年度の外気温は、8月下旬から9月上旬では平成9年度と比較し2~3℃低く推移した。それ以外の試験期間では平成9年度よりも3~4℃高く推移した。
|
図表1 |
 |
図表2 |
 |
図表3 |
 |
カテゴリ |
育苗
栽培技術
トルコギキョウ
品種
|