| タイトル |
茶園におけるサビダニ類の天敵微生物 Hirsutella |
| 担当機関 |
埼玉県茶業試験場 |
| 研究期間 |
1998~1998 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1998 |
| 要約 |
日本の茶園では未記録であるチャノナガサビダニとチャノサビダニの天敵微生物 Hirsutella thompsoniiの発生を認めた。本菌はサビダニ類の発生に少なからぬ影響を与えていることが推定された。
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| 背景・ねらい |
環境保全のために農薬使用量の削減が重要な課題となっている。農薬を減らすためには、天敵の役割を評価しておくことは重要と思われる。サビダニ類は省農薬条件下で発生が多い害虫である。そこで、サビダニ類の天敵が寄主の発生に及ぼす影響を明らかにする。
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| 成果の内容・特徴 |
- 1995年と1996年の省農薬茶園でのチャノナガサビダニとチャノサビダニの発生消長調査時に Hirsutella 属菌による病死虫の発生を認めた。(写真1.)。
- チャノナガサビダニ病死虫での本菌の形態は下記のとおりである。
フィアライド( phialide、分生子形成細胞の一種 ):基部が楕円形で、急に先細となり、全長 11×4.0 lm。 分生子:球形で、表面に多数の微小突起様のものあり、大きさ 4.0~5.0 lm、平均 4.2 lm(写真2.)。 チャノサビダニの病死虫にも、上記とほぼ同じ形態の同一の菌が認められた。ダニ類に寄生する Hirsutella 属菌の過去の記載と照合し、本菌を Hirsutella thompsonii と同定した。H.thompsonii が日本の茶園で発見されたのは、今までに記録がない。
- サビダニ類の病死虫の発生は、1995年と1996年とも 6月が他の時期と比較し多く、この時期のチャノナガサビダニの病死虫率は30~40%であった(表1.)。両年を通じて捕食性天敵の発生は極めて少なかった。
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| 成果の活用面・留意点 |
- Hirsutella thompsoniiが茶園に発生することが明らかとなったが、チャノナガサビダニを含め茶害虫に対する寄生性を調査する必要がある。
- 病死虫率が季節により大きく異なるので、温度や湿度等の環境要因の影響を解析する必要がある。
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| 図表1 |
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| カテゴリ |
病害虫
害虫
茶
農薬
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