γ-アミノ酪酸の効率的蓄積法の開発

タイトル γ-アミノ酪酸の効率的蓄積法の開発
担当機関 神奈川県農業総合研究所津久井試験場
研究期間 1998~1998
研究担当者
発行年度 1998
要約 摘採後の茶生葉を水中やグルタミン酸ナトリウム(GluNa)溶液中に赤外 線を照射しながら1時間~3時間浸漬処理することにより、茶葉中のγ-アミノ酪酸(GABA)を増加させることができる。そのGABA含有量は、一番茶で2.86mg/g~4.28mg/gである。
背景・ねらい 当場では、これまでに、茶生葉を攪拌しながら赤外線を照射することにより、GABA含有量が2mg/g以上となる半発酵茶を開発した。
さらに、その他の方法によるGABA増加法の検討を行ったところ、茶生葉を水中やグルタミン酸ナトリウム溶液中に浸漬処理することで、茶葉中のGABA含有量が2.8mg/g以上となる蓄積方法を開発した。
成果の内容・特徴
  1. 摘採後の茶生葉を水中やグルタミン酸ナトリウム溶液(0.01M、0.02M、0.05M、0.1M、0.2M)中に、赤外線を照射しながら1時間~3時間浸漬処理を行うものである。
  2. 水中浸漬処理を3時間行った茶葉のGABA含有量は、一番茶では2.86mg/g~3.42mg/gであり、二番茶では1.46mg/g~2.81mg/gである(図1及び図2)。
  3. グルタミン酸ナトリウム溶液浸漬処理を3時間行った茶葉のGABA含有量は、一番茶では2.67mg/g~4.28mg/gであり、二番茶では2.31mg/g~4.91mg/gである(図3及び図4)。
成果の活用面・留意点
  1. 血圧上昇抑制作用を示すGABAを含んだ茶として活用する。
  2. 水中及びグルタミン酸ナトリウム溶液処理による茶の血圧上昇抑制作用については、別に検討が必要である。
図表1 215822-1.gif
図表2 215822-2.gif
図表3 215822-3.gif
図表4 215822-4.gif
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