タイトル |
シクラメン萎凋病のベノミル耐性菌の出現 |
担当機関 |
神奈川県農業総合研究所 |
研究期間 |
1997~1997 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1998 |
要約 |
神奈川県内から採集したシクラメン萎凋病菌のベノミルに対するMICは2峰性を示し、ベノミルに対する耐性菌の出現が確認された。
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背景・ねらい |
神奈川県内のシクラメン栽培農家でベノミルの灌注効果が認められない事例が平成8年から発生したため、県内から採集したシクラメン萎凋病菌のベノミルに対する感受性を調査した。
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成果の内容・特徴 |
神奈川県内のシクラメンから分離したシクラメン萎凋病菌のベノミルに対するMICは、全23菌株中、2ppmが2株、5ppmが13株、10ppmが2株、1000ppm以上が6株で、全体の傾向として5ppm前後と1000ppm以上にピークが認められる二峰性を示した(図1)。以上のことからMICが1000ppm以上の菌株はベノミルに対する耐性菌であると考えられた。
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成果の活用面・留意点 |
シクラメン萎凋病に対するベノミル水和剤の登録は平成9年12月に失効している(失効理由;花き類全般の品種の多様化により薬害等へ対応ができないため)
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図表1 |
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カテゴリ |
シクラメン
耐性菌
品種
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