一目でわかる、地域営農に役立つ土壌マップ

タイトル 一目でわかる、地域営農に役立つ土壌マップ
担当機関 愛知県農業総合試験場
研究期間 1997~1998
研究担当者
発行年度 1998
要約 土壌診断データを面的な広がりの中で捉え、その地域の土壌の改良方策と地力に基づいた施肥改善指導に活用でき、かつ、既存の情報処理機器で利用できるパーソナルな土壌マップ作成プログラムを開発した。
背景・ねらい 環境保全型農業推進のための一方策として、地域の土壌の性格を知り、土壌の地力に応じた施肥指導や土壌改良を実施することが挙げられる。また、これらの方策を地域に徹底させるためには、容易に地域の特徴を知らしめることが必要である。そのため、一筆単位で、一目瞭然に地域の土壌の特徴、作物毎の施肥窒素量等を示すことができるパソコンプログラムを開発し、地域からの環境保全への取り組みを強化する。
成果の内容・特徴 1従来の土壌診断プログラムでは、個々のほ場の改良に主眼がおかれ、地域としての土壌改良という視点がなかった。このため、土壌診断で蓄積された土壌データを地域の地形図等に表示させることが可能なパソコンプログラムを開発した。(図2に表次項目)
2土壌の窒素肥沃度(培養発現窒素と全窒素により判定)に基づいた水稲の全量基肥施肥が施肥基準となり、これを受けて土壌分析結果から、水稲作付け品種別に各ほ場の全量基肥施肥窒素量を表示させることを可能とした。(図1)
3スキャナーとパソコンがあれば土壌マップが作製できるため、地域の土壌管理を地域の指導機関で実施することが可能である。(図3、図4に操作の概要)
4地図上での表示と共に栽培農家毎にほ場の土壌分析データ、水稲全量基肥窒素施肥量プリントアウトができる。
成果の活用面・留意点 1営農指導に役立つ情報が面的な立場から捉えることができる
1)耕作者毎のほ場表示により、面的集積を図るときの参考となる。
2)作付け作物、品種の表示により、集団化を図るときの参考となる。
3)地力に応じた施肥窒素量の表示、打ち出しにより、施肥指導に活用できる。
2パソコンのOSは、Windows95以上。原型となる地図の取り込みに、スキャナー等の入力機器が必要。地図の出力には、カラ-プリンタ-が必要。
4データ入力に、愛知県農総試が配布している土壌診断プログラムが必要。
図表1 215890-1.gif
図表2 215890-2.gif
図表3 215890-3.gif
図表4 215890-4.gif
カテゴリ 肥料 施肥 土壌改良 土壌診断 品種

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