タイトル |
アルストロメリア「彩のイエロー」の促成栽培における電照開始時期 |
担当機関 |
埼玉県園芸試験場 |
研究期間 |
1999~1999 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1999 |
要約 |
アルストロメリア「彩のイエロー」の促成栽培において、1、2月出荷を狙うには加温(10℃)栽培で10月20日から電照を行い、3月以降の出荷を目指すなら無加温栽培で1月5日からの電照が効果的である。
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背景・ねらい |
アルストロメリアの市場価格は秋から春先が高く、この時期を狙った栽培が有利である。そこで、長日処理により開花が促進される性質を利用し、'98年に品種登録した「彩のイエロー」の促成栽培を行う場合の電照開始時期を明らかにする。
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成果の内容・特徴 |
- 無加温栽培では電照のみによる促成効果は小さく、10月5日から電照を行っても2月採花は僅かである。よってこの作型では、3、4月の収量増加を目標にすると1月5日の電照開始が効果的である(図1)。
- 夜温10℃設定の加温栽培において、10月20日からの電照開始は、8月20日開始区や無電照区に比べ総収量はやや劣るものの、1、2月の採花本数を増加させることができ、その促成効果は大きい(図2)。
- 切花長は無加温栽培より加温栽培で大きく、加温栽培では開花月が早いほど大きいが、1、2月の採花でも150cmを越えるものはなく、収穫・調製等作業効率の点からみて適当な大きさである(表1、表2)。
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成果の活用面・留意点 |
- 本試験の結果は定植初年の収量であるため、2年目以降は増収が予想される。
- ブラインド茎や貧弱茎の抜き取りの有無が収量に大きく影響するので、適切な茎葉の管理が重要である。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
アルストロメリア
栽培技術
出荷調整
品種
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