タイトル |
法面植栽に適したグラウンドカバープランツ苗生産における用土別施肥法 |
担当機関 |
三重県科学技術振興センター |
研究期間 |
1999~1999 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1999 |
要約 |
法面植栽に適した4種のグラウンドカバープランツについて、苗生産における用土別ポット当たりの適正な施肥量は種類によって異なる。アークトセカの場合は芽数や生体重からみて、赤土用土では被覆複合肥料3gが、山砂用土では同2~3gが適当である。
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背景・ねらい |
グラウンドカバープランツの中で中山間地域の傾斜地、法面の土壌浸食防止、雑草発生の抑制等の環境保全機能を有するアークトセカ、コグマザサ、ヘデラ・カナリエンシス、リュウノヒゲについて、効率的育苗法を確立するため、苗生産における用土別の施肥法を明らかにする。
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成果の内容・特徴 |
- アークトセカのポット苗生産は、赤土用土の場合、ポット当り被覆複合肥料270(総N成分量)3gが適し、山砂用土では被覆複合肥料270の2~3g施用が適している(表1)。
- コグマザサは、赤土用土の場合、ポット当り緩効性化成肥料(総N成分量)1g・4回分肥施用または被覆複合肥料270の2g施用が適している。山砂用土では、ポット当り被覆複合肥料270の1g施用が適している(表2)。
- ヘデラ・カナリエンシスは、赤土用土の場合、ポット当り被覆複合肥料180の1g施用が適し、山砂用土では緩効性化成肥料2~3g・2回分肥施用が適している(表3)。
- リュウノヒゲは、赤土の場合、ポット当り緩効性化成肥料1g・4回分肥施用または被覆複合肥料270の1~2g施用が適している。山砂用土では、ポット当り緩効性化成肥料2g・4回分肥施用または被覆複合肥料270の1g施用が適している(表4)。
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成果の活用面・留意点 |
- 供試用土は三重県産の赤土:pH4.2、山砂:pH4.4である。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
肥料
病害虫
育苗
傾斜地
雑草
施肥
中山間地域
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