| タイトル |
メチオニン入り緩効性肥料の試作と茶樹へのメチオニンの施用効果 |
| 担当機関 |
埼玉県茶業試験場 |
| 研究期間 |
1999~1999 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1999 |
| 要約 |
メチオニン入りの緩効性肥料を試作し、幼茶樹への施用効果を調べた。メチオニンの処理により幼茶樹の根の活性が向上し、生育促進効果が認められた。
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| 背景・ねらい |
茶園ではうね間に多くの窒素肥料を与えるために、土壌の酸性化に伴う根腐れや根の活力低下など、様々な問題が報告されている。特に、窒素投入量の多い茶園では硝酸態窒素の流亡が問題となっているために、品質や生産性を維持しながら根圏環境を改善するような新しい施肥技術の改善が重要になってくる。 そこで、植物ホルモン(エチレン)の前駆物質であるメチオニン入りの緩効性肥料を試作し、茶樹への施用効果を調べた。
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| 成果の内容・特徴 |
- メチオニン入りの緩効性肥料は、DLメチオニンを被覆有機入り肥料に混ぜたもので、春肥としての利用を想定している。
ポット当たり約2.5kgの風乾土で栽培した二年生苗に、メチオニン入りの緩効性肥料(100mg/potのメチオニンを混入)を施用したところ、幼茶樹の新梢長及び新梢の葉数は明らかに増加する。新梢長は対照区に比べて約1.4から1.6倍高い値を示し、新梢の葉数の増加も認められる(表1)。
- メチオニンの生育促進効果を確認するために、メチオニン100mgを50mlの純水に溶かして株もとに土壌灌注する試験を行った。施肥条件はポット当たり風乾土約2.5kgの土壌に、有機配合肥料(N:P:K=12:6:6)の窒素成分が0.14g含まれるように調整した。
メチオニン水溶液を100mg/pot処理したところ、根の活性は約1.8倍に高まる(図1)。
- メチオニン水溶液の株もと処理により、茶葉中の総クロロフィル含有率は約1.6倍に増加し、茎部および根部の遊離アミノ酸含有量もわずかに増加する(図2、表2)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- メチオニン入り緩効性肥料には、従来までの緩効性肥料の働きと根の活性を高める相乗効果が期待され、施肥量削減技術の開発に応用できる。
- メチオニン250mg処理区では、幼茶樹の生育促進に最適な濃度を過ぎたため、生育量が対照区と変わりなくなったものと推察される。
- この成果は幼茶樹での検討結果なので、具体的な施肥技術の確立にはさらにほ場試験での検討が必要である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
肥料
施肥
茶
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