尿素の葉面散布によるウンシュウミカンの省力的な夏肥施用

タイトル 尿素の葉面散布によるウンシュウミカンの省力的な夏肥施用
担当機関 和歌山県農林水産総合技術センター
研究期間 1998~2002
研究担当者 鯨 幸和
菅井晴雄
田端洋一
発行年度 1999
要約 ウンシュウミカンにおける5~7月の尿素の葉面散布は吸収効率が高く、各器官への移行も速やかである。また、土壌からの吸収量も多いため、スプリンクラーを活用した省力的な夏肥施用が可能である。
背景・ねらい  極早生ウンシュウでは、春肥を無施用とし、樹勢にあわせた夏肥(満開期)と秋肥重点の施肥管理が望ましい。また、早生、普通ウンシュウの完熟およびマルチ栽培では、樹勢維持をはかるために年間窒素施用量の約20%を夏肥(満開期)とする施肥管理が適している。この夏肥をスプリンクラーを活用して省力的に施用(散布)すべく、尿素葉面散布の肥効および吸収後の各器官への移行を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 葉面散布に含まれる窒素の葉への吸収は、7月3回散布と5月2回散布ですぐれる。また、土壌からの吸収量も多く、地表面に落ちた散布液に含まれる窒素も速やかに樹体に取り込まれることから、スプリンクラーを活用した夏肥施用が可能である(図1)。
  2. 最終散布1週間後の葉面散布に由来する窒素含有量から吸収効率を算出すると、5月2回散布で29~36%、7月3回散布で34~42%である(図2)。
  3. 葉面散布に由来する窒素の器官毎の分布割合は、5、7月から10、11月の収穫期にかけて葉で減少し、反対に果実で増加する傾向である。また、7月散布で果実への分布割合が多い(図3)。
成果の活用面・留意点
  1. 7月散布では果実への移行量が多いため、樹体の窒素栄養を高めるという目的で葉面散布を施肥体系に組み入れる場合、5月に尿素500倍液を2回散布(1000リットル/10a/1回=窒素成分で1kg/10a/1回)するのが適当である。

表1 
図表1 210816-1.jpg
図表2 210816-2.jpg
図表3 210816-3.jpg
図表4 210816-4.jpg
カテゴリ 温州みかん 施肥

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