こうじかび病の発生予察に使用する培地吸着ろ紙の簡易な作製法

タイトル こうじかび病の発生予察に使用する培地吸着ろ紙の簡易な作製法
担当機関 埼玉県秩父農林振興センター
研究期間 1998~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 こうじかび病の発生予察で使用する培地吸着ろ紙を、耐熱耐圧性合成樹脂袋に密封し、家庭用圧力鍋で滅菌して、簡易に作製することができる。
背景・ねらい こうじかび病の発生予察に使用されている培地吸着ろ紙は、その作製に雑菌の汚染を防ぐための特別な施設や機器が必要である。そこで、市販器材のみを用いて簡易に作製する方法を開発する。
成果の内容・特徴
  1. ツァペックドックス培地改良型(ローズベンガル添加)5mlを、ろ紙(生産用ろ紙 №63G 50×50mm)に吸着させる。
  2. 培地を吸着させたろ紙10枚を、耐熱耐圧性合成樹脂袋(商品名:ステリパウチ SP-103)に収納し、ヒートシーラー(商品名:クリップシーラ-G-1 (株)テクノインパルス社製)で密封する。この後、数枚の袋を厚手の板で挟み針金等で結束した後(図1)、家庭用圧力鍋で20分間滅菌する。
  3. 調製した袋入りろ紙は、室温・暗所で90日保存しても、調製直後及び市販予察資材と同等の予察能力を保持している(表1)。
  4. 調製・使用に必要な消耗品費は10枚当たり150円であり、従来の培地吸着ろ紙と同額であり、市販資材の1/9の費用である(表2)。なお必要機材費は、ヒートシーラーが6,000円、圧力鍋が5,000円である。
成果の活用面・留意点
  1. ろ紙を密封したろ紙は、そのまま圧力をかけると破裂するので、必ず数袋を結束してから滅菌する。
  2. 作製後の袋入り培地吸着ろ紙は、直射日光によりローズベンガル色素が退色するので、暗所に保存する。
図表1 216123-1.jpg
図表2 216123-2.gif
図表3 216123-3.gif
カテゴリ くり

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