ダイコンのバーティシリウム黒点病に対する抵抗性の品種間差異

タイトル ダイコンのバーティシリウム黒点病に対する抵抗性の品種間差異
担当機関 群馬県園芸試験場
研究期間 2000~2002
研究担当者
発行年度 2000
要約 ダイコンのバーティシリウム黒点病に対する抵抗性に品種間差異が認められる。抵抗性の高い8品種は、バーティシリウム黒点病対策として実用的に使用できる。
背景・ねらい 群馬県内のダイコンに、バーティシリウム黒点病が多発して問題となっている。現地の農家は、土壌消毒による防除よりも抵抗性品種の導入等の耕種的防除を強く要望している。そこで、既存のダイコン品種のバーティシリウム黒点病に対する抵抗性を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. ダイコンのバーティシリウム黒点病に対する抵抗性に品種間差異のあることが明らかになった(図1)。
  2. 発病株率100%の品種がある甚発生圃場において、抵抗性の高い(やや強)8品種は発病株率を10~25%未満に抑え、バーティシリウム黒点病の実用的な防除に使用することが可能である(表1)。
  3. 供試したみの早生、練馬、宮重、方領、聖護院、二年子、アルタリ、華北、二十日大根の各系統の品種は、バーティシリウム黒点病に対してすべて弱く、系統の違いによる抵抗性の差異は認められなかった(表1)。
成果の活用面・留意点
  1. 抵抗性の高い品種は、バーティシリウム黒点病の汚染程度の高い圃場においても、実用的に作付けが可能である。
  2. 現地への導入に当たっては、作付時期や品質等の検討が必要である。
図表1 216395-1.gif
図表2 216395-2.gif
カテゴリ 病害虫 だいこん 抵抗性 抵抗性品種 土壌消毒 品種 防除

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる