電気抵抗式水分計を用いたダイズ茎含水率の簡易測定による収穫適期判断

タイトル 電気抵抗式水分計を用いたダイズ茎含水率の簡易測定による収穫適期判断
担当機関 愛知農総試
研究期間 2001~2004
研究担当者 池田彰弘
濱田千裕
松岡律衣
武井真理
林元樹
発行年度 2002
要約 収穫期のダイズ茎含水率と簡易な電気抵抗式水分計の読み値との間には正の相関関係が認められ、これを活用することにより、ほ場において迅速かつ簡便にコンバイン収穫の適期判断ができる。
背景・ねらい ダイズは収穫時の茎水分が高い場合、コンバインを用いると汚粒が発生し、品質が低下する。収穫適期は茎の含水率が50%を下回る時期とされるが、現場では汚粒を気にする余り、収穫時期が遅くなる傾向にある。一方、極端な低水分状態では、裂莢による損失の危険性が高まるため、現場では、ほ場で迅速に含水率を判断できる手法開発に対する要望が大きい。そこで、簡易な電気抵抗式水分計によるダイズ茎の含水率測定法を検討し、実用的な収穫適期判断手法を組み立てる。
成果の内容・特徴 1.
収穫時のダイズ茎含水率は下位節ほど高い傾向があるため、測定にはコンバインによる刈り取り位置(14±4cm)にあたる第5~6節を用いる(図1)。
2.
収穫時におけるほ場の平均茎含水率を精度良く推定するには、10a当たり3~30株、平均で13株程度の測定が必要である(表1)。
3.
電気抵抗式水分計(図2)の読み値と茎の実測含水率の間には正の相関関係が認められる(図3)。
4.
読み値が20.2以下の範囲であればコンバイン収穫の目安含水率50%を概ね下回り、この数値を収穫適期の判断基準に活用できる(図3)。
5.
電気抵抗式水分計の測定所用時間は1株当たり2~3秒程度である。30株程度の測要する時間は移動時間を含め15分程度である。
成果の活用面・留意点 1.
調査に用いた電気抵抗式水分計(O社製MDX-P03S、センサ-長3mm、径2mm先針)は、3万円程度と比較的安価である(図2)。
2.
センサーを茎に押しつける強さが変わると測定誤差が大きくなる。センサー部全体を茎に差し込む程度(30~40N:3~4kgf)の強さでは、同一部位における繰り返し測定時の変動係数が1%以下であり、1株1回測定で良い。
3.
茎表面が濡れている場合、読み値が低くなる傾向があるため、降雨直後や朝夕の結露時での測定は不適である。
4.
判断基準となる読み値は、他の水分計やフクユタカ以外の品種では検討を要する。
図表1 216938-1.gif
図表2 216938-2.gif
図表3 216938-3.gif
図表4 216938-4.gif
カテゴリ 簡易測定 大豆 品種

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