母の日用栄養系ポットカーネーションC型鋼ひも給水栽培施肥技術

タイトル 母の日用栄養系ポットカーネーションC型鋼ひも給水栽培施肥技術
担当機関 群馬園試
研究期間 1998~2001
研究担当者 清水良泰
春山実
発行年度 2002
要約 C型鋼ひも給水栽培で栽培する場合、仕上げ期の5号鉢1鉢当たり総窒素量は1.0~1.4gである。さらに、タイプの異なる被覆複合肥料を混合し、基肥として全量施用すれば、栽培期間中に追肥をしなくも高品質な鉢花が生産できる。
キーワード 栄養系ポットカーネーション、施肥、全量基肥、被覆複合肥料
背景・ねらい 栄養系は実生系に比べ、生育が旺盛で栽培期間が短いため、従来の実生系施肥管理の見直しが必要であった。そこで、母の日、出荷を目標にC型鋼ひも給水で栽培する場合、鉢上げ後の施肥管理と鉢上げ後の施肥管理を省力するための全量基肥施用について検討した。
成果の内容・特徴 1.
5号仕上げ鉢の施肥管理は、総窒素量を1鉢当たり1.0~1.4g施用することにより、開花が遅れず品質の良い草姿となる。1.0g未満だと開花が遅れ、生育も劣る(表1)。
2.
肥料は、被覆複合肥料(13-16-10)70日タイプ:被覆複合肥料(14-12-14)70日タイプ:被覆複合肥料(14-12-14)100日タイプ=2:1:1(重量比)で混合し、鉢底に5号鉢1鉢当たり12gを基肥として全量施用する(表2、図1)。
3.
基肥施用の方法は、鉢上げ時に肥料が鉢底網からこぼれない程度の用土を入れ、混合肥料を全量施用後、用土を鉢縁まで入れる。
4.
5号鉢鉢上げ後、C型鋼ひも給水で栽培することで、従来の置き肥による追肥作業や常時給水により水管理労力を大幅に削減することができる。
成果の活用面・留意点 1.
鉢上げに供試した用土は、ピートモス:赤土:腐葉土:パーライト=4:3:2:1(容積比)で、粒状苦土炭酸石灰をピートモス1リットル当り6g施用した。鉢上げの適期は1月20前後である。
2.
本試験の栽培管理温度は13℃を目標に管理したが、夜温昼温とも平均12℃前後で経過し、3月下旬から気温が上昇し12℃以上になった。被覆複合肥料は温度により肥効が異なるため、温度管理には注意する(図1)。
図表1 216950-1.gif
図表2 216950-2.gif
図表3 216950-3.gif
カテゴリ 肥料 温度管理 カーネーション 栽培技術 出荷調整 施肥 水管理

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