飲みやすいギャバロン茶の加工法

タイトル 飲みやすいギャバロン茶の加工法
担当機関 神奈川県農業総合研究所津久井試験場
研究期間 2000~2001
研究担当者 嶋津貴紀
発行年度 2002
要約 ギャバロン茶に100℃40分程度の適度な火入れを行うことにより、γ-アミノ酪酸(GABA)含量の減少等の品質の低下もほとんどなく、マイルドな味と香りの飲みやすいギャバロン茶ができる。
キーワード ギャバロン茶、火入れ、γ-アミノ酪酸
背景・ねらい 現在、神奈川県で開発した茶生葉を赤外線照射しながら撹拌しγ-アミノ酪酸(GABA)含量を高める製法により製造されているギャバロン茶は、ギャバ臭味といわれる独特な味と香りがあり、好みが分かれる傾向がある。このためギャバ臭味の改善を図り、飲みやすいギャバロン茶の火入れ方法を明らかにする。
成果の内容・特徴 1.
ギャバロン茶に温度、100℃、120℃、140℃の3段階、時間、20分、40分、60分の3段階で電気定温乾燥機を用いて火入れを行った。
2.
120℃以上の火入れで、アミノ酸含量が時間とともに減少する傾向が見られる。100℃では20分、40分の間に差は見られない(表1)。
3.
カテキン、カフェインは火入れによる変化は見られない(表2)。
4.
官能審査の結果から、100℃40分の火入れの評価が一番高く、120℃以上の火入れ温度では、こげた感じとなり評価は低い(表3)。
5.
以上の結果より、ギャバロン茶に100℃で40分間程度の火入れを行うことによりアミノ酸含量の減少も少なく、内質等の品質を損なうことなくギャバ臭味の改善が図れる。
成果の活用面・留意点 1.
火入れは120℃以上では、火入れ温度、時間により、こげた感じとなる。さらに、ギャバロン茶のγ-アミノ酪酸(GABA)含有量の基準は、1.5mg/g以上であるが、火入れを行うことによりアミノ酸含量の減少が確認されたため、γ-アミノ酪酸(GABA)含有量が低い製品では注意が必要である。
図表1 217017-1.gif
図表2 217017-2.gif
図表3 217017-3.gif
カテゴリ 加工 乾燥 茶

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