交雑種雌牛の肥育に要するTDN、乾物摂取量の推定

タイトル 交雑種雌牛の肥育に要するTDN、乾物摂取量の推定
担当機関 愛知県農業総合試験場
研究期間 1996~2001
研究担当者 森下 忠
瀧澤秀明
大橋秀一
松井 誠
発行年度 2002
要約 交雑種雌牛の肥育について、過去5年間のデータを元に体重、日増体量に対して必要な乾物摂取量(DMI)およびTDNの推定式を算定した。この推定式より、交雑種雌牛の肥育モデルを作成した。
キーワード 交雑種、雌牛、肥育
背景・ねらい 牛肉の輸入自由化以降、本県では肉用牛生産のうち交雑種牛(ホルスタイン種雌×黒毛和種雄)の占める割合が年々増加している。交雑種肥育素牛の約半数は雌牛であるが、その肥育については給与飼料内容、栄養水準、肥育期間等が確立されていない。そこで、過去の肥育試験結果を元に、体重(BW)および日増体量(DG)に必要なTDN、DMIの推定式を作成し、交雑種雌牛の肥育に必要な栄養水準を検討する。
成果の内容・特徴
  1. 1997年から2001年にかけて当場で飼養した交雑種雌肥育牛36頭の体重(BW)および乾物摂取量(DMI)は、図1、図2のとおり推移した。また、このとき給与した飼料の成分および時期は、表1のとおりである。
  2. 交雑種雌牛の肥育に必要なDMIおよびTDNについて、DGおよびBWを使って重回帰分析したところ、次のような推定式が得られた。
    DMI=5.791-0.237×DG+0.443×DG2+0.020×BW0.75
    TDN=4.049-0.589×DG+0.630×DG2+0.020×BW0.75
  3. 上記の推定式から計算した、BWおよびDGに対応した交雑雌牛の肥育に必要なDMIおよびTDNは、表2のとおりである。
成果の活用面・留意点
  1. 交雑種雌牛を肥育する際の参考とする。
  2. 表2は安全率を考慮していない。
  3. データの蓄積により、推定式の精度を高める必要がある。
図表1 217082-1.gif
図表2 217082-2.gif
図表3 217082-3.gif
図表4 217082-4.gif
図表5 217082-5.jpg
図表6 217082-6.jpg
図表7 217082-7.jpg
図表8 217082-8.jpg
カテゴリ 肉牛

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