| タイトル | 稲発酵粗飼料の発酵品質に及ぼす詰込み密度の影響 |
|---|---|
| 担当機関 | 長野県畜産試験場飼料環境部 |
| 研究期間 | 1999~2003 |
| 研究担当者 |
原拓夫 中沢伸夫 土屋学 百瀬義男 |
| 発行年度 | 2002 |
| 要約 | 稲発酵粗飼料の発酵品質は、詰込み乾物密度に最も影響される。高品質稲発酵粗飼料は、稲発酵粗飼料用稲の水分含量を調整後サイレージ調製し、詰込み乾物密度を150kg/m3以上まで高めることにより調製できる。 |
| 背景・ねらい | 飼料イネの利用が進められる中で、高品質稲発酵粗飼料を調製することは極めて重要である。稲発酵粗飼料は、茎葉部の稈が堅く詰込み密度が上がらないため乳酸発酵しないことが知られている。稲発酵粗飼料調製に関する報告は多いが、複数の要因について検討している報告は少ない。そこで、サイレージ水分含量・詰込み乾物密度・詰込み現物密度・茎葉部の可溶性炭水化物含量など稲発酵粗飼料における発酵に影響する要因の相互関係を明らかにして稲発酵粗飼料調製に関する基礎的知見を得る。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 稲発酵粗飼料の発酵品質は、詰込み乾物密度に最も影響される(表1)。 2. サイレージ水分含量と詰込み乾物密度の関係は、水分含量が低いほど密度が高くなり、切断長が短いほど高くなる(図1)。 3. 詰込み乾物密度とフリークの関係は、密度が高いほどフリーク評点が高くなる。稲発酵粗飼料は、原料草の切断長を10mmに細断し詰込み乾物密度200kg/m3以上まで高めることで乳酸発酵する(図2)。 4. 詰込み乾物密度とVスコアの関係は、密度が高いほどゆるやかに上昇する傾向が認められる。詰込み乾物密度150kg/m3以上におけるVスコアは、90点以上と高い(図3)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 小規模モデル試験法(75Lポリ樽サイロ)で実施した結果である。 2. 稲発酵粗飼料用稲に付着する乳酸菌の種類・菌数については調査していない。 3. サイレージは、牛舎室内に40日以上貯蔵後開封し調査した結果である。 4. 2000年は、糊熟期・黄熟期・成熟期に2001年は、乳熟期・糊熟期・黄熟期に収穫しサイレージ調製した結果である。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| カテゴリ | 飼料用作物 |
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