モモ果肉障害(みつ症)の発生の特徴

タイトル モモ果肉障害(みつ症)の発生の特徴
担当機関 山梨果試
研究期間 1995~2002
研究担当者 古屋 栄
齊藤典義
発行年度 2003
要約 モモの果肉障害(通称:みつ症)は、収穫時に糖度が高く硬度が低下した果実に多い。また、摘果が遅れると成熟期の果実では大きさにかかわらず障害果の発生率が高くなる。
キーワード モモ、果肉障害、糖度、硬度
背景・ねらい 山梨県内では、収穫期のモモの果肉が水浸化したり褐変する果肉障害(通称:みつ症)が中晩生種を中心に発生し問題となっている。そこで、果肉障害の発生の特徴を明らかにし、今後の発生予防対策の資料とする。
成果の内容・特徴 1.
果肉障害は、収穫時に糖度が高く硬度が低下した果実に多い。多発する範囲は、糖度(Brix)12以上、硬度2.0kg以下である(図1)。
2.
硬度1.5kg以下の過熟果では、糖度の低い果実でも発生する(図1)。
3.
摘果時期を遅くした場合(遅延区)は通常の摘果時期の場合(標準区)と比較し、果肉障害の発生が多い。また、硬度1.5~2.0kg以下の果実でこの傾向は顕著である(図3)。 
成果の活用面・留意点 1.
果肉障害の発生を抑制するには、硬度を重視した適熟収穫を厳守する。
2.
適期の着果管理(摘蕾、摘花、摘果)を徹底し、初期肥大が遅れないようにする。
図表1 217293-1.gif
図表2 217293-2.gif
カテゴリ 果肉障害 障害果 もも

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