ネギの食味評価法確立に向けた官能評価法

タイトル ネギの食味評価法確立に向けた官能評価法
担当機関 埼玉農総研
研究期間 2002~2003
研究担当者 上田智子
庄司俊彦
山崎晴民
塚澤和憲
女子栄養大学調理学第一研究室
発行年度 2003
要約 パネラーによる食味官能評価法では、総合評価と高い正の相関を示したのは、味総合と甘味であり、甘味は、食味官能評価法における重要な評価項目になると考えられる。
キーワード
背景・ねらい 近年の輸入ネギ増加は、産地に大きな影響を与えている。このため、産地では良食味品種を選定し差別化を図ろうとする動きがある。しかし、ネギの食味評価法は未だ確立されていない。そこで、食味評価法確立に向けての官能評価と内容成分との関係について検討する。
成果の内容・特徴 1.
生、煮、焼きネギについて、表1により8つの供試試料について行った食味官能評価では、総合評価と味総合、味総合と甘味および総合評価と甘味の間で正の相関が見られ、特に、煮ネギ評価の相関は高く、相関係数はそれぞれ0.94、0.948および0.901である(表1,表2)。
2.
ただし、食味官能評価における甘味との糖分析値の間に強い相関関係は見られない(表3)。ネギの糖分析値は合計で概ね3~4%の範囲であった(表4)。
3.
以上の結果、ネギの食味評価するうえで、食味官能評価をする場合は、味総合を重視しそのうち甘味が重要な評価項目になり得る。
成果の活用面・留意点 1.
食味官能評価の辛さに関では、生では辛みが強いため水に試料をさらす必要がある。
2.
甘味と糖成分分析値との相関については、明確な相関は見られない。
図表1 217349-1.gif
図表2 217349-2.gif
図表3 217349-3.gif
図表4 217349-4.gif
カテゴリ ねぎ 評価法 品種 良食味

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