タイトル |
大豆の不耕起狭畦栽培における品種別播種時期と適正栽植密度 |
担当機関 |
栃木県農業試験場 |
研究期間 |
1999~2002 |
研究担当者 |
菊池清人
佐藤圭一
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発行年度 |
2003 |
要約 |
不耕起栽培における適正栽植密度は、タチナガハの場合、6月中旬播では16.7株/㎡、6月下旬播では22.2~33.3株/㎡、7月上旬播では22.2株/㎡で、たまうららの場合、6月中旬播では16.7株/㎡、6月下旬播では33.3株/㎡、7月上旬播では16.7株/㎡である。
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キーワード |
ダイズ、不耕起狭畦栽培、タチナガハ、たまうらら、播種時期、栽植密度
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背景・ねらい |
大豆の不耕起栽培は、省力化技術として今後普及が見込まれ、大豆の播種期間を通し行われると考えられる。そこで、栃木県で栽培されている主力品種の「タチナガハ」と「たまうらら」の、不耕起狭畦栽培における播種時期別での適正栽植密度の検討を行う。
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成果の内容・特徴 |
- 不耕起栽培の子実重は慣行栽培より高く、両品種とも6月中旬播が最も高く6月下旬、7月上旬と播種時期が遅れるにしたがい低下する(図1)。
- 子実重は、タチナガハは6月中旬播で16.7株/㎡が多収で、6月下旬播は33.3株/㎡が、7月上旬播は22.2株/㎡と密植により多収となる(図2)。
- たまうららは6月中旬播での16.7株/㎡が適正栽植密度で多収となり、疎植、密植の増収効果は見られない。また、6月下旬播は密植の33.3株/㎡でやや多収となるが、7月上旬播は密植の増収効果は見られない(図2)。
- 成熟期は、7月上旬播のタチナガハで、慣行栽培より3~6日遅れる程度である(表1)。
- 倒伏は、栽植密度をあげると多くなり、特にたまうららで倒伏程度が大きいが機械収穫上問題はない(表1)。
- 雑草は、密植で少なくなる傾向が見られ、また、播種時期では7月上旬播で多くなるが、大豆の収量、収穫作業への問題はない(表1)。
- 不耕起狭畦栽培における適正栽植密度は、タチナガハは6月中旬播で16.7株/㎡、6月下旬播で22.2~33.3株/㎡、7月上旬播で22.2株/㎡が、たまうららは6月中旬播で16.7株/㎡、6月下旬播で33.3株/㎡、7月上旬播で16.7株/㎡である。
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成果の活用面・留意点 |
- 厚層多腐植質多湿黒ボク土(土性:埴壌土)での試験成績である。
- 慣行栽培は畦幅60cm、不耕起狭畦栽培は畦幅30cmである。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
病害虫
狭畦栽培
雑草
省力化
大豆
播種
品種
不耕起栽培
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