肉用鶏に対する小刻みな間欠照明

タイトル 肉用鶏に対する小刻みな間欠照明
担当機関 群馬畜試
研究期間 2003~2005
研究担当者 後藤美津夫
今井泰四郎
発行年度 2004
要約 肉用鶏を45分間隔の小刻みな間欠照明下で肥育することで、点灯の度に活発な飼料摂取が繰り返され、採食にメリハリがつき、生産性や飼料の利用性が向上する。
キーワード 家禽、ニワトリ、肉用鶏、無窓鶏舎、間欠照明
背景・ねらい 本県で飼育されている肉用鶏の全てが、インテグレーションにより生産されている。このため、生産者は出荷期日までに、鶏を育成することに苦慮している。
そこで、肉用鶏の安定生産に資するため、従来、夏期に肉用鶏の採食を促すために実施されている無窓鶏舎による間欠照明(飼養マニュアルの方法)を応用した、45分間隔の比較的小刻みな間欠照明について検討する。また、開放鶏舎における間欠照明の活用を考慮した、夜間の間欠照明についても検討する。
成果の内容・特徴 1.
夏期に45分間隔の間欠照明を3~4週齢時に開始することで、点灯時に採食行動が活発 になる。
2.
採食にメリハリがつき、生産量や飼料の利用性が向上する(表1)。
3.
間欠照明を夜間に10~14時間行なうことでも、生産性の向上が期待でき、開放鶏舎への応用も可能(表2)。
4.
通常の不断照明に比較し照明にかかる電気の使用料を減らすことができる。また、生 存率に差はなく悪い影響は見られない。
成果の活用面・留意点 1.
間欠照明を始めた週は、飼料摂取の伸びが若干停滞する傾向が見られる。
2.
点灯直後に鶏が一斉に採食行動をおこすので、給餌スペースを多めに確保する。
3.
鶏が点灯直後に騒ぐ場合には、飼養マニュアルの照度よりも若干暗くする。
4.
ケージ飼育の成績である。
図表1 217611-1.gif
図表2 217611-2.gif
カテゴリ 出荷調整

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