タイトル | タカクマホトトギスの葉先枯れ防止方法の検討 |
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担当機関 | 岐阜中山間農技研 |
研究期間 | 1998~2004 |
研究担当者 |
宮崎暁喜 石垣要吾 |
発行年度 | 2004 |
要約 | タカクマホトトギスの葉先枯れ発生を抑えるとともに、花数の減少を防ぐためには、7月以降、晴天時の11時から14時の時間帯を約80%遮光下で管理する。 |
キーワード | |
背景・ねらい | 近年のシクラメン単価の低迷により、シクラメン経営の安定化を早急に図る必要がある。その対策の一つに他品目との組み合わせ栽培が挙げられる。その有望品目としてタカクマホトトギスを取り上げ、商品化にあたり問題となる開花期の葉先枯れ防止を遮光方法の観点より検討する。 |
成果の内容・特徴 | 1. 50%遮光を5月以降どの月から実施しても、生育や葉先枯れ発生に対して差は見られない(表1)。 2. 5月から50%遮光を実施した後、7月から80%遮光を終日実施することで、葉先枯れを大幅に抑制出来る。しかし、花数は1.0個/株と減少する(表1)。 3. タカクマホトトギスの光飽和点は時期により異なるが、100~200μmol/m図1)。 4. 夏期において、終日80%遮光下で栽培すると、タカクマホトトギスの光合成速度は10時付近の光強度でピークになる(図2)。しかし、10時以前及び14時以降は光飽和点以下で推移する。 5. 7月から晴天時のみ11時から14時の間80%遮光下で栽培すると、慣行区(5月から50%遮光)よりも開花期の葉先枯れ発生が減少し、且つ花数が増加する(表2)。 |
成果の活用面・留意点 | 1. 株のボリュームを得るためには2年株等を用いると良い。 2. 土壌水分不足は葉先枯れ発生を助長するため、潅水は常時給水可能な底面給水方式とする。 |
図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
図表4 | |
カテゴリ | 経営管理 シクラメン |