| タイトル | デタージェント分析法による牛糞堆肥中の有機物分析の有効性 |
|---|---|
| 担当機関 | 静岡畜試 |
| 研究期間 | 2000~2005 |
| 研究担当者 |
芹澤駿治 佐藤克昭 藤井信吾 |
| 発行年度 | 2005 |
| 要約 | デタージェント分析法による牛糞堆肥中の有機成分NDFおよびADFは、公定法による熱水可溶画分・塩酸可溶画分との間に高い相関があり、分析における操作が簡易かつ分析時間が短時間である。 |
| 背景・ねらい | 堆肥等の一般有機成分の分析法は井ノ子(1979)の方法が公定法(堆肥等有機物分析法2000)として定められている。近年、飼料分析に用いられるデタージェント分析法で堆肥の有機成分を求める報告があるが、公定法との比較ができない。そこで、デタージェント分析法と公定法との有機物画分を比較検討する。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. 供試した堆肥は、県内酪農家から熟期を変え収集したもの12点、小型堆肥化発酵装置で堆肥化調製したもの24点、並びに原料糞3点の計39点であり、中性デタージェント繊維(NDF)含量は、42.2%~80.0%の範囲にある。(表1) 2. 両者の分析時間の比較では、公定法はエタノールベンゼンの抽出から2%塩酸での煮沸まで合計11.5時間かかり、デタージェント法ではADF,NDFともに1時間の煮沸で終了することから、デタージェント分析法は有効である。 3. 牛糞堆肥有機物における公定法による熱水不溶画分(Hot Water Insoluble Fraction:HWIF)および塩酸不溶残渣(HCL Insoluble Fraction:HCLIF)とNDFおよびADFの間に高い相関があり、以下に示す関係式で示される。(表2) NDFとHWIF:NDF=1.101×HWIF-21.11 (r=0.905,P0.01,n=39) NDFとHCLIF:NDF=1.463×HCLIF-19.75 (r=0.970,P0.01,n=39) ADFとHCLIF:ADF=1.265×HCLIF-18.07 (r=0.965,P0.01,n=39)(図1) 4. 牛糞の堆肥化経過で比較的早く分解するヘミセルロースは、公定法とデタージェント分析法(NDF-ADFをヘミセルロースとする)の間に高い相関があり、以下に示す関係式で示される。 ヘミセルロース=0.649×(NDF-ADF)+5.76(r=0.780,P0.01,n=39)(図2) |
| 成果の活用面・留意点 | 1. 中性デタージェント繊維分析の際、牛糞では澱粉含量がすくないためα-アミラーゼ処理は必要ないが、堆肥原料中に澱粉が含まれている場合にはα-アミラーゼ処理する必要がある。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| 図表4 | ![]() |
| カテゴリ | 乳牛 |
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