タイトル | 秋系スプレーギク新品種「ホワイトインパクト」の育成 |
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担当機関 | 愛知農総試 |
研究期間 | 1987~2005 |
研究担当者 |
奥村義秀 加藤俊博 酒井広蔵 小久保恭明 森岡公一 西尾讓一 石川高史 大石一史 長谷川徹 堀田真紀子 |
発行年度 | 2005 |
要約 | 秋系スプレーギクの新品種「ホワイトインパクト」を育成した。「ホワイトインパクト」は白色で大輪の丁字咲き早生品種で、茎及び花首の伸長性が高く、花房は円錐形で整う。日持ち性が良く、切り花を3週間以上鑑賞可能である。 |
キーワード | キク、スプレーギク、新品種、ホワイトインパクト、丁字咲き、日持ち |
背景・ねらい | 本県は全国有数のスプレーギク産地であるが、近年は販売価格の低迷が続き、生産者からは本県独自のオリジナル品種が要望されている。そこで、高い商品性、早生性等を備えた優良スプレーギク新品種を育成する。 |
成果の内容・特徴 | 1. 育成経過 2000年に茎の伸長性が高い県育成白色系統99-SH-05を種子親、丁字咲きの白色品種「デシモ」を花粉親とした交配を行い、2001年に一次選抜、2002年に二次・三次選抜を行った。選抜した系統(00-S-78-105)について2003年に現地試作、2004年に営利生産規模の試作及び市場性評価を行った。その結果、この系統を実用品種として有望と判断し、育成を完了した(図1)。 2. 品種の特性 (1) 到花日数は41~49日で、対照の「デシモ」よりも3~7日早い(表1)。 (2) 茎及び花首の伸長性が高く、花房は円錐形で整う(表1、図3)。 (3) 日持ち性が良い(表1)。 (4) 白色、丁字咲きの大輪で、舌状花数は30枚以上である(図2)。 |
成果の活用面・留意点 | 1. 高温期に開花遅延するため、10月から6月の開花作型が適する。 2. 品種登録出願しており、栽培には愛知県との許諾契約が必要である。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
カテゴリ | きく 新品種 品種 |