タイトル | アルストロメリア潅水同時施肥栽培の潅水・施肥基準 |
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担当機関 | 長野南信試 |
研究期間 | 2003~2005 |
研究担当者 |
神谷勝己 齋藤龍司 山岸菜穂 |
発行年度 | 2005 |
要約 | アルストロメリアの潅水同時施肥栽培では潅水量を1.5~2.1L/床m2・日(高温期は2.1~2.8L)、液肥の窒素濃度を100~150ppm(高温期は50~75ppm)で管理することで収量や品質が向上する。 |
キーワード | アルストロメリア、潅水同時施肥、潅水量、施肥量 |
背景・ねらい | 潅水同時施肥栽培は多くの品目で潅水や施肥作業の省力化及び収量増に有効であることが明らかにされている。アルストロメリア潅水同時施肥栽培の普及を図るため、適正潅水量及び施用窒素濃度を把握する。 |
成果の内容・特徴 | 1. アルストロメリアの潅水同時施肥栽培では土壌水分20~25%(床中央)、土壌溶液EC0.9~1.4mS/cm(点滴孔内側5cm)を目標に、潅水量を1.5~2.1L/床m2・日(7~9月は2.1~2.8L)、液肥の窒素濃度を100~150ppm(7月中旬~8月下旬は50~75ppm)に設定すると切り花収量が多く品質がよい。 2. 主要品種の「レベッカ」は上記の潅水量(標準潅水区:表1)で1.5倍潅水区に比べ、切り花収量が多く花梗長が短く、高品質・多収である(図1)。 3. 標準潅水区の液肥窒素濃度は150ppm(7月中旬~8月下旬は75ppm)で切り花収量が多い。ただし、9~2月の範囲では100ppmと150ppmで差は少ない(図1)。 4. 窒素濃度150ppm・標準潅水区は、窒素施用量と吸収量がほぼ同等である。窒素濃度150ppm・1.5倍潅水区では、切り花収量は増加せず(図1)、施肥量より吸収量が少なく、過剰施肥となる(図2)。 5. 「バージア」は「レベッカ」と同様の結果が得られたが、成育量が少なく、切り花収量の少ない「アモール」は液肥の窒素濃度100ppm(高温期は50ppm)が適正であった(データ略)。 |
成果の活用面・留意点 | 1. 定植後の約2か月間(6~7月)は成長量が少ないため、潅水量を1.7L/床m2・日程度とする。 2. 上記の潅水量及び窒素濃度は黒ボク土壌(植壌土)条件で得られた結果であり、他の土壌条件では適正施用量は土壌条件や気象条件により変わるため、定期的に土壌水分やEC等の測定を行い、その結果に基づいて潅水量及び液肥希釈倍率の修正を行う。 3. 潅水同時施肥栽培では測定場所による土壌水分やECの変動が大きいため、土壌診断を行う場合はなるべく多くの測定ポイントを設置し、毎回同じ場所で測定する。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
カテゴリ | アルストロメリア 栽培技術 省力化 施肥 土壌診断 品種 |