タイトル | 乾燥パン屑と乾燥豆腐粕を利用した低コスト肉豚生産 |
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担当機関 | 山梨畜試 |
研究期間 | 2004~2006 |
研究担当者 |
石田昌弘 金高弘志 赤尾友雪 |
発行年度 | 2006 |
要約 | 肥育期(30~110kg)の飼料に、乾燥パン屑と乾燥豆腐粕を各10%づつ代替して給与することで、発育、肉質・脂質及び食味に影響なく、飼料費の低減が図れる。 |
キーワード | 低コスト、リサイクル、食品製造副産物、乾燥パン屑、乾燥豆腐粕 |
背景・ねらい | 養豚経営において飼料費は生産費の6割以上を占めている。そこで、飼料の一部を食品残さで代替することで飼料費の削減を図り、収益性の向上に繋げる。 本試験では、保存性の高い乾燥パン屑及び乾燥豆腐粕を飼料に配合し給与した場合の影響について調査する。 |
成果の内容・特徴 | 1. 試験の内容については、体重30kgから110kgの肥育豚に乾燥パン屑10%及び乾燥豆腐粕10%の合計20%量を食品残さで代替給与した。供試豚はLWDで自由給餌し、供試頭数は各区3頭、2反復とした。 2. 慣行飼料に乾燥パン屑と豆腐粕を各10%づつ混合し、肥育豚の飼料として活用した場合、発育、肉質・脂質に影響はない(表1、2)。 3. 食品残さの給与による食味への影響はない(表3)。 4. 肥育期間(前期・後期)の配合飼料に食品残さを活用することで、豚1頭あたりの飼料費は1,115円削減され、飼料費の低減につながる(表4)。 |
成果の活用面・留意点 | 1. 乾燥食品残さと慣行飼料は均等に混合し給与すること。 2. 乾燥食品残さの価格は、豆腐粕・パン屑共に輸送費を含み20円/kg 程度である。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
カテゴリ | 乾燥 経営管理 低コスト 豚 輸送 良食味 |