中山間地水稲移植栽培における黒色軽量再生紙マルチの雑草抑制効果

タイトル 中山間地水稲移植栽培における黒色軽量再生紙マルチの雑草抑制効果
担当機関 鳥取県農業試験場
研究期間 1997~2001
研究担当者 安養寺寿一
塩美津代
三浦修平
三谷誠次郎
発行年度 2001
要約 黒色軽量再生紙マルチ(90g/m SIZE=-1>2 )は、中山間地においても実用的な雑草抑制効果と収量性があり、従来の黒色再生紙マルチ(120g/m SIZE=-1>2 )と同様に利用できる。
キーワード 軽量再生紙マルチ、中山間地、雑草抑制効果
背景・ねらい 中山間地では再生紙を着色することにより地温低下を抑制し、初期生育を確保する栽培法を確立し、現地の一部で定着している。一方、中平坦地を対象として、田植え作業の省力化と、雑草抑制効果向上をねらった黒色軽量再生紙マルチの効果を確認し、6条用の軽量紙マルチ敷設田植機の導入に伴い普及拡大してきている。しかし、中山間地での省力化のための軽量再生紙マルチの導入については、雑草抑制効果等が未確認であるため普及していない。そこで、従来の黒色の再生紙マルチを4分の3に軽量化した黒色軽量再生紙マルチの中山間地における雑草抑制効果等を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 黒色軽量再生紙マルチの中山間地(標高210~310m)での雑草抑制効果は、従来の黒色再生紙マルチと同等である(表1)。
  2. 黒色軽量再生紙マルチの収量についても、黒色再生紙マルチと同等である(表2)。
  3. シート状を維持している紙の残存期間は、黒色軽量再生紙マルチで45日、黒色再生紙マルチで50~60日である。
成果の活用面・留意点
  1. 紙の残存中に稲の生育量の確保ができない地帯での使用は避ける。
  2. ヒエの発生が多い圃場では手取り除草を併用する。
  3. 黒色軽量再生紙マルチ被覆には、軽量紙マルチ敷設田植機(6条用)を用いる。
図表1 219132-1.jpg
図表2 219132-2.jpg
カテゴリ 病害虫 雑草 省力化 除草 水稲 中山間地域 ひえ

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