| タイトル |
太陽熱を利用したトマト隔離床培地の消毒法 |
| 担当機関 |
〔担当〕香川県農業試験場 |
| 研究期間 |
1997~2001 |
| 研究担当者 |
黒川領太
野田啓良
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| 発行年度 |
2001 |
| 要約 |
〔高糖度トマト栽培に用いる隔離床培地を7月下旬から約30日間の太陽熱消毒を行うとフザリウム菌死滅に有効な積算温度が確保でき、土壌伝染性病害(根腐れ萎ちょう病)の発生が防止できる。
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| キーワード |
トマト、培地、太陽熱消毒、土壌伝染性病害
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| 成果の内容・特徴 |
- 太陽熱消毒は培地に充分かん水し、0.1mm透明農POフィルムで被覆後、ハウスは側面のみ開放した状態で行う。
- 処理開始28日後に培地の最深部である深さ17cmの位置で、フザリウム菌の死滅に有効な積算温度(45℃以上144時間)を上回る157時間が確保できた(図1)。
- 太陽熱消毒区は培地内各深度とも、フザリウム菌の死滅に有効な積算温度を確保するが無処理区は確保できない(図2)。
- 太陽熱消毒開始時に培地中に埋設した非病原性フザリウム菌による消毒効果判定の結果無処理区では残存菌密度は高いが、太陽熱消毒区では菌は検出されない(表1)。
- 太陽熱消毒を実施した培地で栽培したトマトには、根腐萎ちょう病が発生しない(表2)。
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| 成果の活用面・留意点 |
〔成果の活用面・留意点〕
- 太陽熱消毒により培地の連用が可能となり、生産コスト低減につながる。
- 隔離床はハンモック式(幅40cm、高さ25cm)、培地はピートモスとマサ土1:1の混合、培地量は8.9L/株である。
- 太陽熱消毒の開始は7月下旬とする。また、消毒効果は気象条件に左右されるため、温度に注意する必要がある。
- 太陽熱消毒時にはハウスを密閉するのが望ましいが、養液栽培用の機材がある場合はハウス側面を開放してもよい。
〔具体的デ-タ〕
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| カテゴリ |
コスト
トマト
養液栽培
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