液体保水剤を利用したハクサイセル成型苗の活着率の向上技術

タイトル 液体保水剤を利用したハクサイセル成型苗の活着率の向上技術
担当機関 奈良農技セ
研究期間 2002~2002
研究担当者 西村憲三
発行年度 2002
要約 高温期でのハクサイ栽培において、機械移植直前に液体保水剤の希釈液をセル成型苗に潅注すると、活着率が向上する。また、200穴セル成型苗を用いると、128穴セルより高い活着率が得られる。このため、高温期におけるハクサイセル成型苗の活着率向上には、200穴セル成型苗と液体保水剤の併用が有効である。
キーワード 機械移植、液体保水剤、ハクサイ、セル成型苗、活着率
背景・ねらい 本県宇陀郡地域におけるセル成型苗を利用した夏播きハクサイ栽培では、根鉢容積が大きい128穴セルトレイを用いているが、高温による乾燥のため、機械移植後の活着率が低い。一方、栽培現場では、育苗の省力化から、200穴セルトレイ利用の希望がある。そこで、液体保水剤を利用して、高温期における200穴セル成型苗の活着率向上を図る。
成果の内容・特徴 1.
機械(ACP-1、Y社)移植直前に液体保水剤(保水R、O社)50倍液をセルトレイ当たり500ml潅注すると、「黄ごころ65」および「黄ごころ75」の200穴および128穴セル成型苗で、活着率が向上する(表1)。
2.
200穴セル成型苗では、128穴苗より地上部の生育は劣る(表3)ものの、活着率は128穴苗より高くなる(表1)。
3.
降雨の影響を受けない雨よけ施設で液体保水剤を使用しても、活着率は向上する(表2)。
4.
液体保水剤を使用しても、収穫時の球径および球高、球重に対する悪影響は認められない(表4)。
成果の活用面・留意点 1.
効果を安定させるために、液体保水剤をセルトレイに均一に潅注する。
2.
液体保水剤の濃度が低い場合は効果が小さくなり、濃度が高い場合は、葉焼けの障害が発生する。このため、適正な濃度で使用する必要がある。
3.
土壌が過乾燥の状態にあると、液体保水剤の効果は低くなる。このため、耕うんは移植直前に行うことが望ましい。
図表1 219430-1.gif
図表2 219430-2.gif
図表3 219430-3.gif
図表4 219430-4.gif
カテゴリ 育苗 乾燥 省力化 はくさい

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