果樹剪定枝チップを利用した発酵床方式による肉用牛の省力管理技術

タイトル 果樹剪定枝チップを利用した発酵床方式による肉用牛の省力管理技術
担当機関 滋賀農総セ
研究期間 2002~2002
研究担当者 福井英彦
土井真也
藤田 耕
発行年度 2002
要約 果樹の剪定枝をチップ化し、発酵床方式により肉用牛を飼育したところ、床材としてはオガクズより優れ、家畜の快適性が維持できるとともに、日常的な除ふん作業が不要であることから、管理の省力化が可能であり、果樹農家との耕畜連携が期待できる。
キーワード 剪定枝チップ、発酵床方式、肉用牛の省力的管理、耕畜連携
背景・ねらい 資源の循環利用の観点から、果樹農家で発生し、処分が困難な剪定枝をチップ化し、発酵床方式の敷料として利用することにより、肉用牛の飼養管理の省力化が可能か検討した。
成果の内容・特徴 畜舎の牛床に完熟たい肥を30cm敷設し、その上に、それぞれ20cmの厚さに、剪定枝チップを敷いたチップ区とオガクズを敷いたオガクズ区に分けて、発酵床を造成し、6ヵ月間肥育牛を飼育した。
1.
チップ区は、オガクズ区に比べて、快適性に優れていた(表1)。
2.
チップ区は、オガクズ区に比べ、発酵床の温度は高く、アンモニア濃度は低くかった(図1、2)。
3.
発酵床牛舎から搬出したふん尿をたい肥舎で堆積処理したところ、チップ区は、オガクズ区に比べ、発酵の立ち上がりが早かった(図3)。
4.
発酵床方式による肉用牛飼育と通常行っている飼育形態(慣行法)の労働時間と敷料使用量を試算したところ、労働時間の短縮と敷料使用量の低減が認められた(表2)。
成果の活用面・留意点 1.
発酵床方式を大規模肉用牛飼養農家において応用するためには、床材の圧密化に対応するため、定期的な切り返しが必要である。切り返し作業にロータリーを使用すると、省力的である。
2.
剪定枝チップたい肥は、木質部が混在しているため、耕地への施肥においては取り扱い上注意が必要となるが、果樹園でのたい肥利用により、果樹農家との耕畜連携による物質循環が可能となる。
3.
早期湛水により出穂期葉色値の低下及び外観品質の低下が認められる場合があり、施肥法の検討が必要である。
図表1 219500-1.gif
図表2 219500-2.gif
図表3 219500-3.gif
図表4 219500-4.gif
図表5 219500-5.gif
カテゴリ 飼育技術 省力化 省力管理技術 除ふん 施肥 肉牛

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