温風乾燥処理した調理残渣の肉用鶏への飼料利用の検討

タイトル 温風乾燥処理した調理残渣の肉用鶏への飼料利用の検討
担当機関 香川畜試
研究期間 2001~2001
研究担当者 笹田布佐子
発行年度 2002
要約 調理残渣の温風乾燥処理物について、肉用鶏飼料への実用性を検討した結果、20%程度の添加給与が可能であることが示唆される。
キーワード 温風乾燥処理、調理残渣、肉用鶏、飼料
背景・ねらい 2002年に、「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律(食品リサイクル法)」が施行され、事業系食品廃棄物の飼料化が注目されてきている。これまで、ほとんどの都市厨芥飼料の研究・利用は豚を対象とされているが、今回、肉用鶏を用いて飼料化の実用性とその影響について検討する。
成果の内容・特徴 1.
試験には、社員食堂4ヶ所(8000人規模)から出る調理くずを毎日130℃の温風乾燥処理装置で9~10時間乾燥した後、約2週間分をストックして7mmメッシュでふるい選別した処理物(以下「処理残渣」という)1ロットを用いた。
2.
処理残渣の一般成分は粗脂肪が高かったものの、粗蛋白質その他は、市販肉用鶏飼料とほぼ同等であったことから、市販肉用鶏飼料に重量比で40%、20%、0%添加し、給与試験を行った。(表1)
3.
20%添加区では、飼料摂取量、発育体重、飼料要求率は0%区とほとんど差はなかったが、40%添加区では、飼料摂取量、発育体重、飼料要求率いずれも有意差は認めないが低い値であった。(表2)
4.
正肉歩留、食肉一般成分、鶏肉臭の官能検査の成績はいずれも差はなく、処理残渣の添加による肉質への影響は認められなかった。(表3)
5.
温風乾燥処理した調理残渣は、肉用鶏の飼料として20%程度の添加が可能である。
成果の活用面・留意点 1.
調理残渣は、高温で乾燥することにより、衛生的で長期の保存が可能になり、家畜飼料として利用しやすい素材となるが、粗脂肪が多く含まれるため、保存中の酸化防止対策として、保存方法、保存期間、抗酸化剤の添加等について検討する必要がある。
2.
危険物が含まれないよう食品廃棄物排出事業者との十分なコンセンサスが必要と思われる。
図表1 219546-1.gif
図表2 219546-2.gif
図表3 219546-3.gif
カテゴリ 乾燥 ストック

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