タイトル |
パーシャルシール包装による小ネギの鮮度保持 |
担当機関 |
高知農技セ |
研究期間 |
2001~2004 |
研究担当者 |
鈴木芳孝
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発行年度 |
2004 |
要約 |
袋の溶着部分に空隙部を設けてガス透過量を調整するパーシャルシール包装法を小ネギに応用し、段ボール箱と組み合わせた出荷法において、高い鮮度保持効果と低コスト化を認めた。
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キーワード |
ネギ、葉先枯れ、鮮度保持、包装法、出荷法
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背景・ねらい |
高知県は大消費地から遠隔にあり輸送に長時間を要するために、小ネギでは、高温期に葉先枯れが発生して問題になっている。一方、当センターでは、青果物をフィルムで機械包装する際に、溶着する部分に微細な空隙部を残してガス透過量を調整し、鮮度を保持するパーシャルシール包装をニラで開発した。そこで、本技術を小ネギに応用するため、シール形状などを検討し、鮮度保持効果の高い小ネギの出荷法を確立する。なお、今までの技術は、開孔率0.05%の有孔フィルム包装と発泡スチロール容器を組み合わせた方法で周年出荷していた。
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成果の内容・特徴 |
- 厚さ0.025mmのポリプロピレンフィルムを用い、100gの小ネギを68cm×8.5cmの大きさに機械包装する際に、センターシール部に25度の斜め目で、シール部幅3mm、溶着幅7.6mm、非溶着幅2.4mmとするパーシャルシールを行い、袋の両端は完全なシールとする(図1)。
- 小ネギのパーシャルシール包装と段ボール箱による改善出荷法では、夏季の名古屋への輸送シミュレーション試験において、袋内の酸素濃度が約4%、二酸化炭素濃度が約10%で推移し、現行法に比べて葉先枯れの発生が著しく抑制された(図2、3)。
- 改善出荷法では、現行の発泡スチロール容器から段ボール箱への変更が可能であることから、出荷資材費が著しく低減できる(表1)。
- 本包装法は、既存包装機の歯型の交換のみで実施できるため、現地への導入が容易である。
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成果の活用面・留意点 |
- 本技術は平成15年からJA南国市で実施されている。
- 空気漏れを防止するために袋の両端が完全にシールされていることを確認する。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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図表4 |
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カテゴリ |
出荷調整
低コスト
にら
ねぎ
輸送
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