アイアン系ストックの電照による開花促進

タイトル アイアン系ストックの電照による開花促進
担当機関 兵庫農総セ
研究期間 2005~2006
研究担当者 岩井豊通
山中正仁
発行年度 2006
要約 8月中旬~9月中旬に播種した「ピンクアイアン」は、播種19~26日後からの電照により、 38~77日、8月上旬に播種した「ピンクアイアン」・「ホワイトアイアン」は、播種38~46日後からの 電照により6~11日開花が早くなる。切り花重や茎径が減少するが、茎は硬い。
キーワード ストック、電照、開花促進
背景・ねらい 早中生系ストックであるアイアン系品種の開花促進技術として、電照と開花時期、切り花品質との 関係を調査する。
成果の内容・特徴
  1. 「ピンクアイアン」を8月中旬~9月中旬に播種し、1月下旬~2月中旬に自然開花する 条件下では、播種19~26日後からの電照により、38~77日開花が早くなる (表1)。播種期が早いほど開花促進程度が大きく、切り花長は短く、 切り花重は軽く、茎径は細くなる。
  2. 「雪波」では電照による開花促進にともない茎が柔らかくなるが、「ピンクアイアン」では 十分な硬さを維持している(表2)
  3. 「ピンクアイアン」および「ホワイトアイアン」を8月上旬に播種し、10月末~11月初めに 自然開花する条件下では、播種38~46日後からの電照によりそれぞれ8~11日、6~8日開花が早くなる (表3)。播種日が早いと切り花長がやや長く、切り花重が重い。 同じ播種日で電照開始が遅いほど葉枚数が多くなるが、切り花長はほとんど変わらない。
成果の活用面・留意点
  1. 切り花長が短くなるので、潅水を多めにするなど、草丈の確保に努める。
  2. 移植栽培では、高温期に定植するので、遮光等で活着促進につとめる。
図表1 220280-1.jpg
図表2 220280-2.jpg
図表3 220280-3.jpg
カテゴリ 栽培技術 ストック 播種 品種

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