タイトル |
RT−PCRによるサツマイモ葉からのサツマイモ斑紋モザイクウイルスの検出法 |
担当機関 |
九州農業試験場 |
研究期間 |
1994~1996 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1994 |
要約 |
RT-PCRによりサツマイモ斑紋モザイクウイルスに感染したサツマイモ葉から容易にウイルスを検出することができる。
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背景・ねらい |
サツマイモ帯状粗皮病の病原ウイルスである斑紋モザイクウイルス強毒系統(SPFMV-S)を含め、SPFMVのサツマイモ葉中での濃度は低く、分布も不均一である。そこで、SPFMVの検出精度を高めるために、ウイルスの高感度検出法であるRT-PCRの利用について検討した。RT-PCRによるサツマイモ感染葉からのSPFMVの検出はこれまで成功していなかったため、感染葉からのウイルスRNAの調製法についても検討した。
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成果の内容・特徴 |
- CF11セルロースを用いた感染サツマイモ葉からのウイルスRNAの調製は、簡便であり、短時間に調製が完了する(図1)。
- SPFMVの普通及び強毒系統の外被タンパク質をコードする領域の塩基配列に基づいた2種類のオリゴヌクレオチドプライマー(図2)を用いたRT-PCRにより、SPFMV感染サツマイモ葉からは約540bpの明瞭なDNA断片が増幅された(図3)。
- RT-PCRにより、1,000倍希釈までのサツマイモ感染葉汁液からSPFMVが検出された。
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成果の活用面・留意点 |
- サツマイモウイルスフリー苗の高精度のウイルス検定に利用できる。
- プライマーの配列を変えることにより、特定のウイルス系統の特異的検出も可能である。
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図表1 |
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図表2 |
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図表3 |
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カテゴリ |
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