中山間地域振興のための第3セクターの類型化と設立における留意点

タイトル 中山間地域振興のための第3セクターの類型化と設立における留意点
担当機関 九州農業試験場
研究期間 1996~1996
研究担当者
発行年度 1996
要約 中山間地域の第3セクターを、目的・機能と管理運営主体から類型化し、第3セクターを設立する際の参考になるように、各類型の特徴と設立プロセスの各段階における留意点を示した。
背景・ねらい 中山間地域において、近年、地域活性化、地域資源維持、雇用確保等を目的にして設立される第3セクター(国、地方自治体等の公共部門と民間部門との共同出資で設立された法人)が増加しているが、その形態、機能は多様である。そこで、実態分析に基づいて、第3セクターを類型化し、市町村が第3セクターを設立する際の参考となるように、設立における留意点を示す。
成果の内容・特徴
  1. 第3セクターは、目的・機能から農林業生産支援型、農山村総合振興型、加工販売・観光型に、管理運営主体(出資金比率、意志決定者等)から行政主導型、協同組合主導型、民間主導型に分類できる。各類型の特徴は、表1の通りである。
  2. 設立において類型ごとに特に留意、検討する必要がある事項は以下の通りである。
    1. 目的・機能による類ごとの留意、検討事項・農林業生産支援型:既存組織、農林業者との連携。収益改善。農地法の制約への対応策。・農山村総合振興型:事業の事前評価。能率的な運営体制の確立。人材の確保・育成。・加工販売・観光型:既存組織、農林業者との連携。関係住民への収益還元。
    2. 管理運営主体による類型ごとの留意、検討事項・行政主導型:行政からの独立性、主体性の確保。経営者マインド育成。・共同組合主導型:組合員及び組合事業との連携。事業遂行責任及びリスク負担の明確化。・民間主導型:公共性確保のための協定の締結。構成組織からの独立性、主体性の確保。
成果の活用面・留意点 本研究は第3セクターの設立における留意点を整理しているが、運営の見直しを行う場合にも利用することができる。
図表1 220678-1.gif
図表2 220678-2.gif
図表3 220678-3.gif
カテゴリ 加工 経営管理 中山間地域

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