タイトル | サトウキビ野生種の花粉凍結貯蔵法 |
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担当機関 | 九州農業試験場 |
研究期間 | 1998~1998 |
研究担当者 |
** 岡本正弘*国際農研セ沖縄 氏原邦博 寺内方克* 新崎正雄** 杉本明 正田守幸** 前田秀樹 |
発行年度 | 1998 |
要約 | 日本産サトウキビ野生種(Saccharum spontaneum)の花粉を、摂氏20度、相対湿度50%程度の室内で風乾後、摂氏-80度で凍結貯蔵すると、3か月後の交配でも雑種を作出することができる。置床前に加湿処理すると寒天培地上で花粉管の発芽が直接観察できる。九州農業試験場・作物開発部・さとうきび育種研究室、国際農林水産業研究センター・沖縄支所・作物育種世代促進研究室、沖縄県農業試験場・八重山支場・作物研究室 |
背景・ねらい | 南西諸島の持続的なサトウキビ生産には、複合経営を可能にする極早期高糖性サトウキビ品種の育成が重要であり、そのためにはサトウキビ野生種の持つ極早期出穂性を高糖性品種・系統に導入する必要がある。しかし、我が国では野生種と実用品種・系統との出穂の同調化は困難であり、貯蔵花粉を用いた交配法も確立されていない。アメリカ合衆国農務省ではサトウキビ野生種の貯蔵花粉を用いた交配により実用品種・系統との雑種を得ているが、貯蔵花粉の稔性評価法が未確立の状況にある。そこで、花粉の貯蔵法と貯蔵花粉の稔性評価法を開発し、貯蔵花粉を利用した交配法を確立して雑種の作出を図る。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
カテゴリ | 育種 経営管理 さとうきび 評価法 品種 |