ロールベーラによる貯蔵飼料の省力及び低コスト生産

タイトル ロールベーラによる貯蔵飼料の省力及び低コスト生産
担当機関 福岡県農業総合試験場
研究期間 1998~1998
研究担当者 井上信明
太田剛
馬場武志
発行年度 1998
要約 ロールベーラによる貯蔵飼料調製作業は、省力効果が高く、作業人員を削減できる。のべ収穫面積を40haとした試算では、TDN1kg当たり生産コストはロールベール乾草が最も低く52.5円で、輸入粗飼料価格の約62%である。
背景・ねらい 酪農経営では、飼養規模の拡大に伴い自給飼料調製ための労力不足や労働過重などの問題が顕在化しており、粗飼料の収穫調製作業の省力化が強く求められている。そこで、省力的収穫調製作業体系として普及しつつあるロールベーラを用いたロールベール生産体系と既存の体系との作業効率を比較し、ロールベール生産体系の省力性及びコスト低減効果を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 収穫調製作業労働時間は、ロールベール・ラップサイレージ体系が最も短く1ha当たり717分、次いで、ロールベール・乾草体系の757分である(表1)。
  2. ロールベール・乾草及びラップサイレージ体系では、全ての作業を1人で行うこともできるため、作業人員を削減できる。
  3. ハーベスタ体系において効率的に作業を行うためには、70ps以上のトラクタが必要であるが、ロールベール体系及びコンパクトベールでは60ps程度のトラクタで全ての作業を行うことができる(表1)。
  4. 夏作及び冬作を10ha栽培しそれぞれ2回刈取りを行った場合の試算では、機械・施設費及び資材費の少ないロールベール・乾草体系がTDN1kg当たり52.5円/kgで最も低く、次いで、ロールベール・ラップサイレージ体系の63.3円である。いずれの体系においても、輸入粗飼料価格(平成9年平均TDN85円)に比べ低コストである(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 粗飼料の収穫調製作業計画策定等の参考として活用できる。
  2. データは19圃場(平均面積53a)の平均値であり、労働時間、軽油消費量等は、圃場条件によって異なる。
図表1 220804-1.gif
図表2 220804-2.gif
カテゴリ 経営管理 コスト 省力化 低コスト 乳牛

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