高水分サイレージ調製時における二次発酵防止剤の添加効果

タイトル 高水分サイレージ調製時における二次発酵防止剤の添加効果
担当機関 鹿児島県畜産試験場
研究期間 1998~1998
研究担当者 森浩一郎
児島浩貴
寺脇志朗
山下光則
発行年度 1998
要約 調製時の水分が約80%以上の高水分のイタリアンライグラスにギ酸添加剤Bを1%添加し、サイレージ調製することで、開封後の温度・pH上昇等の抑制効果が高く、二次発酵を防止できる。鹿児島県畜産試験場・乳用牛部
背景・ねらい 本県では、夏場にサイロ開封後のサイレージ二次発酵が問題となる。そこで、高水分のイタリアンサイレージ調製時の各種ギ酸添加剤(表1)の添加が、夏場のサイレージの二次発酵防止に及ぼす効果を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 開封直後のフリーク評点は、バラツキがあり、中から優まであり、pHは4.19~5.18の範囲内にある(表2)。
  2. 8月20日に上から10cmでサンプルを採取すると、0%、0.5%添加ではpHの上昇が見られ、A1%添加でもpHの上昇が見られる。B、Cの1%添加ではpHに大きな変化はない(表3)。
  3. サイレージの温度変化を見るとA、Bの1%で温度上昇抑制効果が高い(図1)。
  4. 以上から、1%添加では、Bにのみ防止効果が認められる。0.5%添加では、防止効果は認められない。
成果の活用面・留意点
  1. 夏季に開封するサイレージの二次発酵防止に活用できる。
図表1 220822-1.gif
図表2 220822-2.gif
図表3 220822-3.gif
図表4 220822-4.gif
カテゴリ イタリアンライグラス

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