加温ハウス栽培されたカンキツ「不知火」における酸含量の減少の要因

タイトル 加温ハウス栽培されたカンキツ「不知火」における酸含量の減少の要因
担当機関 鹿児島県果樹試験場
研究期間 1997~1998
研究担当者 松島健一
徳永和代
内野浩二
迫田和好
発行年度 1998
要約 加温ハウス栽培「不知火」において、酸含量の減少が遅い園はハウス栽培の温州ミカンに高接ぎされた園で、有効土層は比較的浅く、細根重は小さく、ビニル被覆期間中のかん水量が少ない。鹿児島県果樹試験場・化学研究室
背景・ねらい 加温ハウス栽培「不知火」は年内に出荷できるため高価格が期待されるが、酸含量が減少しない園では、年内出荷ができず加温ハウス栽培のメリットを生かせない。そこで、加温ハウス栽培「不知火」における酸含量の減少に関連する要因を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 酸含量の消長は、減少が早いタイプⅠ、中位のタイプⅡ、遅いタイプⅢに分類される(図1)。
  2. タイプⅠは苗木から育成された園であるのに対して、タイプⅡでは温州ミカン高接ぎ樹、タイプⅢではハウス栽培温州ミカン高接ぎ樹である(表1)。
  3. タイプⅢではタイプⅠ及びタイプⅡに比べて、有効土層は浅く、細根重は小さく、満開からビニル被覆除去日までのかん水量が少ない(表2)。
成果の活用面・留意点 加温ハウス栽培「不知火」園において酸含量の減少が問題になる場合の資料として活用できる。
図表1 220883-1.gif
図表2 220883-2.gif
図表3 220883-3.gif
カテゴリ 温州みかん 出荷調整 高接ぎ その他のかんきつ

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