半促成長期どりアスパラガスの定植時期と2年目の立茎開始時期と収量

タイトル 半促成長期どりアスパラガスの定植時期と2年目の立茎開始時期と収量
担当機関 大分県農業技術センター
研究期間 1997~1998
研究担当者 安部貞昭
甲斐寿美徳
佐藤如
発行年度 1998
要約 半促成長期どりアスパラガスは、定植時期が早く、立茎開始時期も早いほど2年目の年間収量が多くなり、その影響は立茎開始時期の方が定植時期よりも大きい。大分県農業技術センター・畑地利用部
背景・ねらい 半促成長期どりアスパラガスは、定植後5年~6年間改植せずに栽培ができる省力的な品目である。しかし、定植から収穫が始まるまでの期間が約1年間かかることは、アスパラガス栽培の問題点である。そこで、定植2年目により多くの収量を得る栽培法を確立するために、定植時期と2年目の立茎開始時期を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 定植時期が5月下旬~7月下旬の範囲では早く定植した方が1年目の生育が優れ、根株が大きい(表1)。
  2. 2年目の立茎開始時期は早いほど2年目の年間収量が多く、無収穫立茎すると最も多収になる(表2)。
  3. 定植時期が5月下旬~7月下旬の範囲では早く定植した方が2年目の年間収量が多い(表2)。
  4. 春芽(3~5月)の収量は、定植が早いほど多く、2年目の立茎開始時期による差は小さい(表2)。
  5. 夏秋芽(6~10月)の収量は、定植時期による差は小さく、2年目の立茎開始が早いほど収量が多い(表2)。
  6. 定植時期、2年目の立茎開始時期ともに2年目の年間収量に及ぼす影響は大きく、中でも立茎開始時期は定植時期よりその影響が強い(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 定植2年目の立茎は、株当たり4~5本(約9本/平方メートル)で一斉に行う。
  2. 保温は透明ビニール等による1重1層被覆にする。
  3. 内張りカーテンは終霜期(中間地では4月末)に除去する。
図表1 220903-1.gif
図表2 220903-2.gif
図表3 220903-3.gif
カテゴリ アスパラガス 改植 栽培技術

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