ツツジグンバイの発育各態の発生時期予測

タイトル ツツジグンバイの発育各態の発生時期予測
担当機関 長崎県総合農林試験場
研究期間 1997~1998
研究担当者 大久保宣雄
中須賀孝正
発行年度 1998
要約 ツツジグンバイの発育各態の野外における出現時期は、それぞれの発育零点、有効温量をもとに、卵期間では最高気温、幼虫期間と産卵前期間では平均気温を用いて予測することができる。長崎県総合農林試験場・環境部・病害虫科
背景・ねらい 近年花き類の生産増加につれて、各種の花き類につて病害虫の診断、防除に対する研究需要が増加しており、ツツジ類においては、ツツジグンバイが重要害虫としてあげられる。ツツジ類を加害するツツジグンバイの防除を効率的に行うには、発生予察法の確立が重要である。ツツジグンバイ各態の発育最低温度、有効積算温量については、平成6年度成果情報に「指導」として報告しているが、より現実的で利用しやすい、野外における発生時期予測技術を確立する必要がある。
成果の内容・特徴
  1. 第1世代1齢幼虫の初発日は、3月1日を起点日とし、発育零点を摂氏12.7度として、日別最高気温との正の差の積算温量が150日度になる日で予測できる(図1)。
  2. 第1世代成虫の初発日は、1齢幼虫発生実測日を起点とし、平均気温を用いて発育零点を摂氏9.6度、有効積算温量を218日度として予測できる(図1)。
  3. 成虫の産卵前期間は、成虫発生実測日を起点とし、平均気温を用いて発育零点を摂氏10度、有効積算温量を214日度として予測できる(図1)。
  4. これらの基礎データーを基にした発生予測日は、野外での発生状況とよく一致する(表1、表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 発生時期の予測精度向上のためには、対象ツツジ圃場にできるだけ近接した観測点のデーターを利用する。
図表1 220954-1.gif
図表2 220954-2.gif
図表3 220954-3.gif
カテゴリ 病害虫 害虫 防除

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