稲体及び種もみからのイネもみ枯細菌病菌の簡易検出法

タイトル 稲体及び種もみからのイネもみ枯細菌病菌の簡易検出法
担当機関 鹿児島県農業試験場
研究期間 1998~1998
研究担当者 鳥越博明
牟田辰朗
発行年度 1998
要約 稲体及び種もみからのイネもみ枯細菌病菌の検出法として、磨砕法、真空浸漬法があり、さらに超音波法を開発した。本法は一度に多数の資料を扱え、方法は簡便で安定して菌を検出することができる。鹿児島県農業試験場・病虫部
背景・ねらい もみ枯細菌病は、水稲の重要病害のひとつで、病原菌は育苗期に苗腐敗症、出穂後にもみ枯症を起こす。苗腐敗症の発生予察には、種もみの汚染程度を把握し、もみ枯症の発生予察のためには、本田期における菌の動態を明らかにする必要がある。そこで本田期の稲体及び種もみから病原菌の簡易検出法を検討した。
成果の内容・特徴
  1. 稲体(最上位完全展開葉の葉舌を含む葉鞘部分5cm)からのイネもみ枯細菌病菌の検出法として、真空浸漬法と超音波法は、検出割合、検出菌量は高く、安定して検出される(表1、表2)。
  2. 種もみ(50粒)からのイネもみ枯細菌病菌の検出法としては磨砕法が最も検出割合、検出菌量が高いが、真空浸漬法、超音波法でも高率に検出できる(表1、表3)。
  3. 超音波法は従来よく利用される摩碎法と比較して、多数の試料を一度に取り扱え、簡便であることで利点がある(表1)。
成果の活用面・留意点
  1. 本法の利用によって簡便にもみ枯細菌病菌の検出ができ、もみ枯細菌病の発生予察に利用できる。
図表1 220977-1.gif
図表2 220977-2.gif
図表3 220977-3.gif
カテゴリ 育苗 水稲 もみ枯細菌病

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