鹿児島県本土におけるマメハモグリバエの寄生性天敵相

タイトル 鹿児島県本土におけるマメハモグリバエの寄生性天敵相
担当機関 鹿児島県農業試験場
研究期間 1998~1999
研究担当者 嶽崎研
発行年度 1998
要約 鹿児島県本土におけるマメハモグリバエの寄生性天敵相として、コマユバチ科1種、コガネコバチ科2種、ヒメコバチ科8種の計11種が確認され、その中で優占種はヒメコバチ科のChrysocharis pentheus (Walker)、Hemiptarsenus varicornis (Girault) 、Neochryso-charis formosa (Westwood)の3種である。鹿児島県農業試験場・病虫部
背景・ねらい マメハモグリバエは高度の薬剤抵抗性を有するため、防除が極めて困難である。欧米では本種の防除に寄生性天敵が用いられ、わが国でもヨーロッパより輸入された天敵による生物的防除が検討されている。しかし土着天敵の有効性も指摘されていることから、鹿児島県本土における本種の寄生性天敵相を調査し、生物的防除資材としての有望種を見出す。
成果の内容・特徴
  1. これまでマメハモグリバエの寄生性天敵は全国で約30種明らかになっており、本調査でその内のコマユバチ科1種、コガネコバチ科2種、ヒメコバチ科8種の計11種が確認された。
  2. 既に海外で製品化され、各地で防除試験が行われているDiglyphus isaea (Walker)山川町での分布が確認された。
  3. 本調査での優占種はChrysocharis pentheus (Walker)、Hemiptarsenus varicornis (Girault) 、 Neochrysocharis formosa (Westwood)のヒメコバチ科3種である。
成果の活用面・留意点
  1. マメハモグリバエの土着の寄生性天敵を利用した生物的防除を進めるための候補種となる。
図表1 220979-1.gif
カテゴリ 病害虫 生物的防除 抵抗性 土着天敵 防除 薬剤

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