段ボール容器の改良によるブロッコリーの鮮度保持

タイトル 段ボール容器の改良によるブロッコリーの鮮度保持
担当機関 福岡県農業総合試験場
研究期間 1997~1998
研究担当者 茨木俊行
池田浩暢
発行年度 1998
要約 ブロッコリーの鮮度は、従来型機能性段ボール容器の外フラップと内フラップの接触面にポリ塩化ビニリデンフィルムを張り合わせて、ガス気密性を高めることにより、従来型機能性段ボール容器以上に保つことができる。福岡県農業総合試験場・流通加工部・流通利用研究室
背景・ねらい 発泡スチロール容器は、ガス気密性や断熱性に優れるため、青果物の鮮度保持に有効であるが、発泡スチロールは環境に与える負荷が大きいために、これに替わる出荷容器が求められている。近年、再生が容易で環境に優しい出荷資材として段ボールが注目されているが、段ボール容器はガス気密性が不十分である。そこで、ガス気密性が高まるように段ボール容器の改良を行い、ブロッコリーの鮮度保持効果を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 改良型機能性段ボール容器は、プラスチックフィルムを積層した従来型機能性段ボール容器の外フラップと内フラップの接触面に、ポリ塩化ビニリデンフィルムを張り合わせ、ガス気密性が高まるよう改良したものである(図1)。
  2. 従来型機能性段ボール容器は、ガス気密性を高めるためには、ガムテープでH字に張り合わせる必要があるが、改良型機能性段ボール容器は、外フラップ部をI字に張り合わせるだけで良いため、省力化できる。
  3. ブロッコリーを改良型機能性段ボール容器に詰め、摂氏15度で貯蔵したときの容器内酸素濃度は、普通段ボール容器に比べて約10%、従来型機能性段ボール容器に比べても約2%低くなる(図2)。
  4. ブロッコリーを改良型機能性段ボール容器に詰めると、普通段ボール容器や従来型機能性段ボール容器に比べて、クロロフィル含量の減少や花蕾の色差の変化(△E値)を抑制でき、鮮度を保つことができる(図3、図4)。
  5. ブロッコリーの貯蔵時の減量率は、普通段ボール容器では貯蔵4日後に約10%であるが、改良型機能性段ボール容器は貯蔵8日後においても約1%である(データ略)。
成果の活用面・留意点
  1. ブロッコリーの出荷技術の改善に活用する。
  2. 出荷時の外気温が高い時期は、ガス気密性が高い出荷容器を用いると異臭が発生することがあるので低温輸送を行う。
図表1 221041-1.gif
図表2 221041-2.gif
図表3 221041-3.gif
図表4 221041-4.gif
カテゴリ 加工 機能性 出荷調整 省力化 ブロッコリー 輸送

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