ニンジンジュースの水溶性ペクチン定量法

タイトル ニンジンジュースの水溶性ペクチン定量法
担当機関 大分県農水産物加工総合指導センター
研究期間 1998~1998
研究担当者 後藤美恵子
朝来壮一
発行年度 1998
要約 ニンジンジュースや野菜汁の水溶性ペクチンの分析はジメチルフェノール法が適当である。大分県農水産物加工総合指導センター
背景・ねらい ペクチンは、血中コレステロール濃度の改善や血糖値の上昇を抑制する機能を有することが明らかになってきており、野菜ジュースの新しい機能性成分として期待されている。そこで、ニンジンジュースに含まれる水溶性ペクチン(以下WSP)を、カルバゾール法(以下CA法)とジメチルフェノール法(以下DMP法)で比較検討し、ニンジンジュースなどの液状試料に適した定量法を選定する。
成果の内容・特徴
  1. DMP法は、液状のニンジンジュースのような試料においても、従来のCA法に比べて分析値の変動が少なく分析値が安定した定量法である(表1)。
  2. 前処理のアルコール不溶性固形物(以下AIS)の調製は、従来ろ過が用いられているが、ニンジンジュースではすでに組織が破砕されているため、遠心分離(3000rpm、10分程度)で行う方が容易である。
成果の活用面・留意点
  1. DMP法は糖による影響が少ないので、AISの調製過程での洗浄は、AISの抽出と脱水のみを目的として行ってよい。
図表1 221047-1.gif
図表2 221047-2.gif
カテゴリ 加工 機能性成分 にんじん

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる